薬の作用機序:シナプスによる情報の伝達 | 紫野瀨﨑家

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薬の作用機序、薬理作用を動画で解説するシリーズです。

今回は「シナプスによる情報の伝達」です。

シナプスにおける情報伝達は、神経伝達物質を介して行われます。
神経細胞同士の情報伝達は、電気信号(活動電位)として軸索を通った後、シナプスで化学信号(神経伝達物質)に置き換えられることで行われていきます。
シナプスにおける情報伝達のしくみは次のとおりです。
活動電位が神経終末に至ると、シナプス小胞が開口して神経伝達物質をシナプス間隙に拡散します。
神経伝達物質がシナプス後膜の受容体に結合します。
神経伝達物質は活動電位に再度変換され、次のニューロンを伝導していきます。
シナプスにおける化学伝達には、放出される伝達物質の違い、それを受容する側(受容体)の違いによって、興奮を伝達する興奮性伝達と、興奮を抑制する抑制性伝達があります。