アーケードスティックのお話・その51 三和電子新レバーJLX | ONCE IN A LIFETIME

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フィリピン留学から人生が変わった一人の男のお話です。

長年世界のゲーマーを支えてきた、我ら日本が誇る三和電子が遂にJLFの後継品となる新レバー、JLXを発売したので、早速購入してみた。Xなどを読む限り、前作とあまり変わってないというのがもっぱらな評判であるものの、そんな事はなく、変わっている事は変わっている。



基本的な「いかにも三和レバー」的な操作感覚は継承しているものの、若干入力が軽くなり、そしてマイクロスイッチの音が若干ではあるものの響くようになった。なので、どちらが優れているか、云々ではなく、正直好みの問題であろう。ただ、これから新型に代わっていく事は間違いないので、これが世界標準となるはずである。

 

また、耐久性に優れている、という話でもあるが、ゲーセンのように不特定多数の人間に酷使されるような事は家庭用ではまずないので、家庭で使用する限りはそこまでの影響はないのだろう。

 

さて、という訳でトータル4つも購入した私は、早速最新のアケコンを中心に換装していった。私の知る限り、最も静穏性に優れたアケコンは旧Panthera、そして最新のQanba Obsidian2だと思うのだが、前作と比べて明らかに音が響いているのが分かる。もちろん、同時に操作感覚も軽くなっているので、そのメリットも大きいのであるが、音に関しては結構な違いがあるので、そこに拘る人はあえて変えなくていいのかも知れない。

 



その2つでさえそうなのだから、静穏性に欠けるVictrixや、本家Brookのアケコンなどは言わずもがなである。前者に関してはさほど違和感はないのであるが、後者はさらに響くようになっているので、若干耳障りに感じるものだ。





まあ、それでもHayabusaレバーのようなガコガコ感はないし、入力の気持ちよさもさすが三和電子というもので、これまでの三和ユーザーなら違和感なく受け入れられるはずである。ただ、さらに軽い操作感覚を求めないのであれば、静穏性に欠ける事もあるので、無理に変える必要はないのかもしれない。