レッスルキングダム17観戦記・その3 | ONCE IN A LIFETIME

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フィリピン留学から人生が変わった一人の男のお話です。

メインはすでに新鮮味皆無のオカダVSジェイであったので、正直オスプレイVSケニーのブーストがなかったらかなり動員的には厳しかったと思われるカードである。そしてそのセミがあまりにも凄い試合であったので、自分たちの空気に持っていくプレッシャーも相当なものだったはず。しかし、そんな厳しい空気の中でも、危険技も出さずにファンを満足させていく2人の技量はやはりさすがである。

 

ただ、今回は猪木追悼という事もあり、バッドエンドはまず予想出来なかったので、大方結果が予測出来てしまうきらいはあった。案の定オカダの勝利で終わったが、それでもここで予想を裏切ってジェイに勝たしたら微妙な空気になる事は間違い無いので、まあこの結果が一番無難であった事は確かだ。

 

そして、最後にサプライズが起こり、オカダがゲートの中に入るかと言う所で突如振り返り、1、2、3ダーで締め、炎のファイターが再度流れるというエンディングを迎えた。追悼試合がかなりグダグダだった事もあって、入場時に貰えたおまけと大会ロゴ、そしてビジョン以外に猪木追悼の雰囲気は正直無いに等しかっただけ、最後の最後で追悼らしき雰囲気を味わえたというものだ。

 

結局、内容的に満足出来たのはラスト2試合のみであったとは言え、その2試合で十分我々を魅せてくれたのでそれだけでも行った価値はあると言えた。また、4年ぶりに1日だけのドームとなったのだが、1日に凝縮されたという部分でも良かったかと思う。2020年からレッスルマニアまで2日開催となったが、こちらは元々2リーグという事もあって、選手は1日のみの出場であっても十分なカードを揃える事が出来る。

 

しかし、日本のファンはさすがにそれでは納得しないはずなので、オカダや内藤らは2日とも出場してきたものの、さすがに両日30分超えの試合は相当身体に負担がきたはずであるし、また2日間タイトルマッチを組むというのもマッチメイカー泣かせであるかと思われるので、やはり1日で良かったと思う。また、ファンにとってもドームの小さい椅子で2日間連続観戦というのはかなり身体に堪えるので、そういう意味でも1日で良かったかなと。