アーケードゲームを愛す・その11 | ONCE IN A LIFETIME

ONCE IN A LIFETIME

フィリピン留学から人生が変わった一人の男のお話です。

そして、肝心のグラIIIビデオの内容であるが、前回も触れたようにHIR氏によるE装備ノーミス1周クリアと、2周目以降のダイジェストという構成になっている。しかし、なんと言っても私が真っ先に知りたかったのは、あの前半最大の難所、かつビギナーモードの最終ボスであるビッグコアマークIIIの倒し方であった。

 

これは一応数種類の方法があるのであるが、このビデオのパターンは最も有名であろう「ううまま」避けである。つまり、計4パターンの反射レーザーを中で避ければ次で自爆するので、これさえ覚えておけば絶対に倒せるというやつである。なので、初心者的には非常に有益なのであったが、実はこのビデオを買う数ヶ月前のゲーメストの「なんですか?」に、「ううまま うままう うまう うままう」と題して紹介されていたのだ。

 

しかも、時期的にグラIIIをやり始めた頃に被るので、もう少し早くゲーメストを読んでさえいれば、ビデオを買わずとも抜けれたかも知れなかったのだ。まあ、もちろんいずれは購入したとは思うのであるが、なんとなくであるがこのためにわざわざビデオを、という事もなかったはずなので、正直複雑な気持ちになったものである。

 

そして、ご存知のようにグラIIIは異常な難易度を誇ってはいるものの、パターン性が強く、超人的な弾避け技術は要求される場面はほとんどない(1周目)ので、あらかじめ攻略を知るというのは非常に有益であった。これがランダム性の強いパロディウスだ!だったらそうはいかないし、そもそも収録内容がほぼスーパープレイを魅せるものであったから、少なくとも攻略という観点からすればグラIIIの方が遥かに有益だったものである。

 

その頃になっても、まだかろうじてペンギンハウスのグラIIIは残っていたので、ようやく3面を抜ける事が出来た。しかし、3D面である4面が、ビデオで見るよりもかなり難しく、なんとここをノーミスで抜ける事に一苦労してしまったのである。一応、ここで死んでもある程度復活は出来るのであるが、当時の私の腕前では脱出するだけでも精一杯だった。つまり、5面開始時点ではノーマル状態という訳であり、なす術がなかった。

 

ノーミスで抜けれるようになってからは、割とあっさりとボスまでは行けたのであるが、当時は1~2速でプレイしたのでオプションが広がらず、また画面が暗い事もあってボスにあっさりと瞬殺されてしまったのだ。結局、ここを抜けれたのは1回だけであり、結局当時の最高は6面だった。

 

そして、グラディウスシリーズ以外にもコナミは最新のシューティングも出していた。そのゲームとは「出たな!!ツインビー」である。家庭用ではかなりの数が出ていたので、非常に知名度が高いゲームであったのだが、アーケードではなんと初代以来6年ぶりの続編なのであった。まあ、それでも前述の理由によって目新しさはなかったものの、知名度自体は高かった事もあって割とそれなりに皆プレイしていったものである。しかし、それでも大ヒット作とまではいかなかった。