THE KING OF FIGHTERSについて語る・その2 | ONCE IN A LIFETIME

ONCE IN A LIFETIME

フィリピン留学から人生が変わった一人の男のお話です。

SSが私の中で主流になっていってからは、格ゲーの有名どころはほとんど買っていった。当時は今のようなオンライン対戦はなく、CPU戦だけだと飽きが早いため、市場における値崩れが大きかった事も要因であった。そして、私が初めて拡張RAMを使用したのは、1996年に早くも発売されたKOF96だったと思う。

 

PS2でアーカイブス版が発売されるまで、私はSS版しか買う事はなかったのであるが、その中でもひときわ印象深かったのがこの96である。理由は単純で、BGMがかなり印象的だったからだ。特に、日本ステージと、さとう珠緒が歌唱したと言われるアテナのBGMが非常に印象に残り、ぶっちゃけこれら聴きたさにプレイしていったようなものである。後調べた所によると、日本ステージの「Esaka?」はファンの間でも非常に人気が高く、KOFを象徴する曲、とまで言われているそうなので、ああやっぱりな、と思ったものだ。

 

また、操作を覚えるのが面倒な事から、それまではほとんど馴染みのある餓狼チームと、龍虎チームぐらいしかまともに使っていなかったのであるが、日本ステージがお気に入りになった事から日本チームにも親近感が沸いていったものだ。この頃のSNKは主人公を必ずイケメンにしていたので、とにかく女性ファンが多かった印象がある。

 

翌年、97も買ったものの、BGMが基本環境音だけと言うのが物足りなさすぎ、こちらはあまりプレイする気にはなれなかった。つくづく、ゲームにはBGMも大事な要素と言うものを実感したものである。それからしばらくKOFは買う事はなかったが、さすがにPS2のオロチ編などは買った。しかし、こちらは94は収録されていないので、初めてプレイしたKOFである94はなかなかプレイする事は出来なかったものだ。一応、94単独で発売はされていたのであるが、オリジナル版の収録を知らなかったため、結局買う事はなかった。

 

そして、旧SNKが消滅し、KOFもいつしか年号からナンバリングに変更となっていたが、その頃はゲームから離れていた事もあって、その辺りのシリーズはぶっちゃけ良く分からない。一度シリーズが途切れたので、ナンバリングとして復活した際は「まだKOF続いているんだ」と思ったぐらいである。一応、その後のシリーズもセールの際に買ってはみたのだが、とうに旬は過ぎていたのと、ストII系の操作に慣れ過ぎている私は若干特殊な操作性に馴染む事が出来ず、ほとんどプレイする事はなかったのだ。

 

なので、そういう訳で餓狼などと比べると縁が遠いゲームではあるのだが、PS4のアケアカネオジオにおいてようやく完全オリジナルのKOF94もプレイする事が出来たし、全部ではないのだがある程度は揃えていった。そして、今回のKOF15である。前にも触れたよう、本当は買う気はなかったのであるが、ときど氏らが配信で楽しそうにしているのを見て興味が沸き、Twitterでも高評価が多かったのでとうとうPS5版を買ったという訳である。

 

さすがに操作は多少混乱したものの、さすがにグラフィックは綺麗だし、また昔のようにCPUの難易度を下手に上げる必要もなく、さらにコマンドも簡略化されているので、思ったより楽しめたものである。正直、さすがに同時に3キャラを使用する、イコール操作を覚えなければならないのは若干ハードルが高いが、必殺技コマンドなどはどのキャラも似たようなものだし、イケメンキャラも多い事もあってストVとは違う部分でまた楽しめそうなものである。