初期型PS3を語る・その1 | ONCE IN A LIFETIME

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フィリピン留学から人生が変わった一人の男のお話です。

長年の夢、と言えば大袈裟かも知れないが、ここに来て遂に初期型PS3を購入した。もちろんピックアップ新品交換済みである。その目的と言えばもちろんPS2ソフトのためである。もちろん、私はリアルタイムで買おうと思えば買えたのであるが、ご存じのように60GBは当時で6万超えという、現在のPS5をも超える高額ハードだったのだ。

 

当時、私はゲームはほとんどプレイしておらず、もっぱらDVDや自転車ばかりにお金をかけていたので、とてもゲームに6万も払う気などは起きなかった。また、当時はようやくワイドブラウン管を使い始めた頃であり、当然HDMI出力などは不可能である。一応、D4端子などでHDは映せたのだが、その場合DVDではアプコンは出来なかったはずなので、PS3の性能を存分には活かせないというのもあった。

 

そして発売1年が経とうとしている頃、PS2機能を省いた廉価版とも言える40GBバージョンが発売、まもなくPS2互換機能ありの初期型は廃盤となってしまった。もちろん、初期型にはプレミアがついたはずなので、しばらくの間かなりの高額で取引されていたはずである。正直、その時点で買わなかった事を多少は後悔はしたものの、ゲーム自体とはまだまだ疎遠だったので大きな影響は皆無だった。

 

そしてPS3自体は、2008年8月にようやく購入したのであるが、それもブルーレイ目的であり、PS2互換機能なしの40GBを選択した。購入当時はブラウン管、後にプラズマテレビに買い替えたのだがいずれもまだD端子がついていたので、PS2の接続にも困る事はなかった。また、ゲームモードがない割にはそこそこ遅延も少なかったので、割と最近までPS4も普通にそれでプレイしていたものである。さすがに現在の4K液晶や有機ELにはかなわないものの、その残像感のなさから今でもゲームに最も向いていた薄型テレビだったと思う。

 

しかし、当然現在のテレビはHDMIのみである。今なお遊べるゲームが多すぎるPS2、当然どうにかしてHDMIでプレイできないか試行錯誤していった。しかし、どのアダプターを使用しても遅延が必ず起きてしまうし、それだけのためにフレームマイスターを買う気にもならなかった。その辺りから初期型PS3しかないんだろうな、と思い始めていったが、かつての事があり今でも高額なんだろうな、と思っていた。

 

しかし、メルカリで検索してみるとそんな事もない。もはやPS4,PS5の時代なのだから当然かも知れないが、レンズやHDDを換装済みのものであっても2万円台とお手頃である。それなら、という事でこの度遂に購入に至った、という訳なのである。