2021年ももう終わり、と言う事で、ここでは私がこれまで触れたアケコンの中でのベスト5を紹介していこうと思う。
5.GUILTY GEAR™ -STRIVE- ファイティングスティックα for PlayStation®5, PlayStation®4, PC
レバー周りの静穏性 ★★★
レバーの操作感覚 ★★★
ボタン周りの静穏性 ★★★
安定感 ★★★★
メンテナンス性 ★★★★★
収納性 ★★★★★
コストパフォーマンス ★★★
総合 ★★★★
相変わらずどこも品切れ状態、転売屋の標的となっているのが今年8月に発売されたファイティングスティックαである。元々は2月にXboxOne/XS用として先行発売されたものと基本的には同一のものである。これまでのアケコンを十分に研究してきた成果か、非常に使いやすく、メンテナンス性も高くお勧めである。欠点を上げるとすれば、やはりHayabusaレバーとボタンに拒否反応を示してしまう人たちが多い事、三和電子に換装するとなると結局3万円近くしてしまう事が挙げられる。
まあ換装さえすれば、ガワ自体はPS2時代のRAP並の静穏性を実現しているだけに、もしかしたら旧Pantheraなどにも匹敵する操作性を誇るかも知れないが、あくまでここではデフォルト状態を基本としているのでこの評価である。
4.ブルック x 公館快打大揺倶楽部 ファイティング カメレオン アーケード コントローラー - Brook x VETASH Fighting Chameleon
レバー周りの静穏性 ★
レバーの操作感覚 ★★★
ボタン周りの静穏性 ★★★
安定感 ★★★★★
メンテナンス性 ★★★
収納性 ★★★★
コストパフォーマンス ★★
総合 ★★★★
こちらは最近購入、そして紹介したばかりの台湾が誇るB公館快打大揺倶楽部製のアケコンである。最大の特徴は言わずもがな、現在最速を誇るBrook Universal Fighting Boardを標準で搭載している事である。そのUFB自体はそんなに取り付け自体難しくはないものの、元のアケコンによっては穴をあけたりする必要も出てくるので、金さえあればこれを買うのが手っ取り早い。また、繁体中国語を乗り越えればFacebookからオーダーもでき、そちらの方が色々カスタマイズも可能かつ日本で買うより割安なので、それに挑戦してみるのもありかも知れない。
欠点は、前にも触れたようにレバー周りの静穏性が予想以上にない事である。なので、標準の三和レバーの場合はマイクロスイッチのカチャカチャ音がナチュラルに響く。これが気になる人はお勧めは出来ないかも知れない。一応、千石電商の店頭で触る事は出来たのであるが、実はデフォルトでは昔の静穏レバーが採用されていたのでそれに気付かなかったのだ。
3.Qanba Obsidian and Pearl
レバー周りの静穏性 ★★★★
レバーの操作感覚 ★★★★★
ボタン周りの静穏性 ★★★★
安定感 ★★★★★
メンテナンス性 ★★
収納性 ★★★
コストパフォーマンス ★★★★
総合 ★★★★☆
そして現在の定番中の定番、プロの使用率も断トツなのがこのQanbaの両機種である。違いはカラーとボタン配置のみなので、お気に入りで選べばいい。私がObsidianを購入した2019年10月の時点では、レバーが長めにセットアップされているという欠点があったのだが、Pearlに関しては現在標準のものなので心配ない。前者に関しても標準という意見もあるので、後のロットでは解消されているのかも知れないが、自身で確かめていないので断言は出来ない。
さすがにプロにも好まれているだけあって、操作性や剛性感、そして高級感いずれも最高レベルである。もちろん三和デフォルトなので、迷ったらこれを買えば問題ない。
2.Mad Catz Street Fighter V Arcade FightStick TE2+ for PlayStation4 and PlayStation3
レバー周りの静穏性 ★★★★☆
レバーの操作感覚 ★★★★★
ボタン周りの静穏性 ★★★★☆
安定感 ★★★★★
メンテナンス性 ★★★★★
収納性 ★★
コストパフォーマンス ★★
総合 ★★★★☆
そして今でも人気の高い、旧マッドキャッツの最後のモデルである。約3万円と言う、当時のアケコンとしては規格外の価格であったが、今でも十分通用するそのクオリティは触れば一瞬で理解出来る事だろう。このモデルの欠点と言えば、初期不良率が高く、さらに会社が倒産した今となっては不具合が発生した時点で終わりと言う事である。現在でも入手性は悪くはないが、今から買うとなると博打的な面もあるだろう。
1.Razer Panthera
レバー周りの静穏性 ★★★★★
レバーの操作感覚 ★★★★★
ボタン周りの静穏性 ★★★★★
安定感 ★★★★★
メンテナンス性 ★★★★★
収納性 ★★★
コストパフォーマンス ★★★
総合 ★★★★★
そして1位は今もなおこれしかない。机置きがメインの私としては、傾斜部分が小さいために若干手首に負担がかかるのが今となっては欠点かも知れないが、それ以外の機能が完全に補って余りあるほどなので、やはり現在においても史上最高レベルのアケコンである事は間違いない。それまでの私の「三和電子なら全部同じ」と言う概念を完全に覆したのが、特殊なガワの作りによる、究極の静穏性と操作性である。このおかげで格ゲーはもちろん、シューティングも非常にやりやすいというまさにマルチなアケコンとなっているのだ。これ一台さえあれば、シューティング用にセイミツに換装したアケコンなどもいらなくなるだろう。現在でも3万円前後で取引されているが、それだけの価値はある一品である。