XCM Crossfire Converter | ONCE IN A LIFETIME

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フィリピン留学から人生が変わった一人の男のお話です。

その昔、まだPS4用アケコンが数少なかった頃、変換器を使うというのも主流だった事があった。まあ、大抵の変換機は遅延が酷く使い物にならなかったのであるが、その中で唯一例外だったのが香港XCM社のCross Fire Converterである。いわゆる純正コントローラーをかませて認証をクリアするというものであり、これとXbox360用のRAPVXSAの組み合わせが、当時最速レベルだったTE2+と同等だったと言う。

 


その後、PS4に関しては豊富にアケコンが販売されていったので、変換器を使用する事はなくなった。しかし、対照的にXboxOneに関しては、格ゲーのメインストリームから外れた事もあってかほとんどアケコンが販売されなくなり、知る限りでは2015年頃に発売された2代目RAPと、RazerのAtroxぐらいであったかと思う。

 

なので、XboxOneXを購入後に最も私の頭を悩ませたのが、アケコンである。最初はBrookの旧コンバーターを使用したのであるが、明らかに遅延が発生していたので使い物にならなかった。そこでネットで見つけたのが、前述のXCMである。どうしても欲しかったが、なんと日本の公式では14000円ほどした。たかが変換器としては高すぎるため、大いに悩んだものであったが、香港からの直販だと8000円ほどで購入出来た。

 

しかし、残念ながらほぼ対策済みであったか、2018年発売の4.0でもピクリとも反応しなかった。仕方なくメルカリに出品したものの、さすがに買い手がつかなかったので、しばらく放置していたのだが、唯一後日に買ったSwitchだけには反応してくれた。まあ、結局RAPも同時に購入してしまったので、すぐに無用の長物と化し今に至るのであるが、ここに来てやはり純正の三和電子レバーでプレイしたい、という欲望が生まれてきた。

 

それなら現行RAPを換装すれば良いだけの話かも知れないが、正直ガワの作りがいまいちなこのRAP、三和に換装しても音がうるさく、換装した所で他の高級アケコンと比べると操作感が大分劣ってしまうのである。それが嫌で、前回売ってしまったのであるが、という訳で今回は換装するつもりはない。となれば変換器しかないのであるが、BrookのWingmanでも明らかな遅延は感じてしまうのだ。

 

そこで思い出したのが、遅延に優れたXCMである。早速UFBを接続してみた所、ほぼ遅延はない感じで動いてくれた。UFBなら直差しでいいじゃないか、と思うかも知れないが、すでに述べたようにSwitchのUFBモードはRAPよりも遅延が多いのである。他のPS4アケコンでも試して見たが、こちらは相性なのか分からないが遅延が発生していた。

 

正直、このためだけにUFBとXCMを購入するのは割りに合わなさすぎなので、素直にRAPを購入した方が良いだろう。まあ、個人的には金をドブに捨てた感のあったXCMの価値を発見しただけでも幸いだったものだ。