現在、私はWindowsのゲーミングデスクトップと、M1チップ採用の最新のMacBookAirを使用している。WindowsとMacはどちらが良いか、と言うのは、日本においてiPhoneの普及により、Apple人気が爆発的に高まって以来のテーマであるとは思うのだが、ここでは両ユーザーの私の意見を述べていこうかと思う。
とは言うものの、正直私はPCのヘビーユーザーでもないので、ブラウジングや動画再生、そしてブログの更新などであれば好みの問題で済んでしまうと思う。ただ、ハード的な面で言えば、MacBookのトラックパッドの使いやすさは神がかり的なものがあるので、それを使い続ける限りはマウスを使う必然性は皆無に等しい。なので、Macの場合はそれを置けるスペースさえあればどこでも使えると言って良いので、その利便性の高さは他の追随を許さないものがある。
もちろん、タッチパッドはWindowsノートにもほぼ間違いなく搭載はされているのだが、その精度はMacには遠く及ばない。もちろん、世の中の全てのWindowsノートを使用したという訳ではないもののの、MacBookとほぼ同価格帯で、最もそれに近い形、悪く言えばパチモノとされるHUAWEIのMatebookシリーズなどでも、トラックパッドの使い勝手には遠く及ばず、マウスがないとストレスな事この上ないのだ。
そして、キーボードの使い勝手すらも、Macは大半のWindowsノートのそれを上回っていると思う。Matebook14を所有していた頃は、それでもちょくちょくブログを更新していたものの、やはりMacBookの使いやすさには及ばず、結局は前者を手放すまでに至ってしまった。もちろん、デスクトップの場合は安いながらもゲーミングキーボードを使用しているものの、文章を書く程度であればMacBookで十分なので、現在のブログの更新はほぼそれである。かつて、ほとんどのノートPCのキーボードは、デスクトップのそれには及ばないものであったのだが、MacBookの心地よさを体験したら別にそれでなくてもいい、と言った感じだ。
画面は見た目の美しさを考慮してなのかどうかは不明だが、グレア液晶なので目には優しくない。昨今のゲーミングモニターはノングレアが常識なので、それを考えたらMacBookの長時間使用は厳しいと言った感じである。もちろん、画面の輝度を抑えれば済む事なのであるが、動画などはともかく、文章作成はやはりノングレアの方が優しい。
そして、Macを選ぶ最大の利点が、iPhoneとの利便性である。今では常識かも知れないが、iPhoneで作成したものが即時に反映されるというのは本当に驚いたものだ。なので、iPhoneのヘビーユーザーであれば、多少高くてもMacBookを選ぶ選択肢は間違いなくある。
以上、MacBookを絶賛しまくってしまったが、もちろんデメリットもある。まずは言うまでもなく、世の中のシェアは圧倒的にWindowsが占めている事である。イコール、ほとんどのアプリはWindowsでの使用を前提とされている訳であり、ここがどうしてもMacが超えられない壁なのである。
3年前、初のMacBookを購入した際、そのあまりの使い勝手の良さにもうWindowsはいらない、と思ったものだった。実際、当時は2013年頃に購入したレノボのノートPCしかなかったし、またCorei5搭載ながらやたらともっさり、そして時代的にもスマホやタブレットを中心に使用するようになっていったので、すでにPC離れは起きていた。昔みたいにゲームや動画編集なども行う事はなくなっていたし、Windowsはなくても別に弊害はなかったのだ。
しかし、2019年に旧Pantheraを購入した際、ファームウェアの更新を迫られる羽目になった。これはどうしてもMacBookでは行う事が出来ず、久々に上記のレノボPCを引っ張り出す羽目となってしまったのだが、当然昔のハードなのでまともに動かせるようになるまで数十分もかかる事に。なので、たった数メガバイトのファイルを更新するのに1時間ほどもかかる羽目となってしまい、ここでWindowsの必要性を強く実感する事となったのだ。その後もBrookのファイルなども更新する事にもなったし、その際にストレスを抱える事となってしまった。
そんな経緯もあり、2020年5月に、久々にWindows搭載のHUAWEIのノートPCを購入した。WindowsXPの頃から色々進化はしているものの、やはり基本的なファイルの使い方や構造などはほとんど同じだ。長年親しんできたWindowsはやはり使いやすく、そして懐かしさすらも感じた私は「やっぱりWindowsだな」と改めて思い直し、その翌月には給付金も入った事もあっておおよそ12年ぶりほどぐらいにゲーミングデスクトップまで購入した。
デスクトップを購入してからは、さすがにノートPCの存在意義は薄れてきたので、売買を繰り返した挙句今ではひとつも残っていない。HUAWEIのノートはいずれも使いやすかったのではあるが、ブラウジングやブログの更新程度であればやはりMacBookの使いやすさには敵わなかった事もあって、結局使わなくなってしまっていった。HUAWEIならではのポップアップカメラのアングルが悪かったのも一因である。システムは面白いのであるが、アングルが非常に悪かったので、正直搭載するのはやめた方がいいのではないかと思う。
そして、かのひろゆき氏も言っているように、少しでもゲームをするのであればWindowsしかない。一応、Mac用のSteamも存在はするが、量、質ともにWindowsのそれとは比較にならない。ゲームが出来ないPCなど自分には意味がないので、という訳でWindowsは必須である。という訳で、現行の普及率やソフトウェアの質量考えると、私的にはやはりWindowsという結論に至る。確かにiPhoneユーザーとしてはMacBookがあると便利なのだが、なくても絶望的に困るという事はない。しかし、Windowsがないと確実に不便なので、という訳で再度であるが私的にはWindowsという事になる。