早速チェックインカウンターへ行くと、
この便は2時間遅れだから、
逆に2時間早い便でもいいか、とのお達しがあったので、2つ返事で快諾。
2時間早く帰れる!と一瞬喜んだものの、
その便自体すでに2時間遅れなだけに、
実質的には元と変わらなかったため、ぬか喜びに、
しかし時間がないため急いでイミグレーションへ。
なので、何もお土産を買わずに税関を抜けたものの、
さすがに何もなし、と言うのは同僚に悪いので、
家族の分とあわせ適当に100ドル以内の買い物を中で済ませる。
そして11時55分、いよいよ搭乗、
しかし待合室が明らかにはずれの方、
しかも飛行機まではバス。
もしかして…嫌な予感、
そしてそれは的中、
生まれて初めてのタラップで搭乗。
そしていよいよ離陸、と思いつつも
何十分経っても動く気配もなし、
そうしているうちに英語と北京語のみのアナウンスが。
「北京空港のスモッグが酷く着陸出来ません。45分後の離陸を予定しております。」
とうとう地上に居るまま機内食が提供されはじめ、
このままだと今日中に日本に帰る事は出来ないかも、と言う
苛立ちと焦り、
なんで神様はここまで来て俺に試練を与えるんだよ、と言う悲しみと怒りで一杯だった。
しかし、2時間後ようやく離陸、
その後は順調に北京まで飛んでくれたものの、
外を見ると絵に描いたように空気が黄色、
さすがにこれは着陸は無理だな、と納得しつつ
改めて北京の大気汚染の酷さを実感。
行きで手際の悪さを実感したので、
着くと同時にダッシュ、ダッシュでイミグレへ、
無事1番乗りで抜けるとあとはそのまま搭乗まで休憩。
今度はボーディングブリッジで搭乗、
日本時間午後8時、
帰れるか帰れないかと言う微妙なタイミングで、
ようやく日本へと向かう事が出来たのだった。