回想29・Going to SM mall with M part1. | ONCE IN A LIFETIME

ONCE IN A LIFETIME

フィリピン留学から人生が変わった一人の男のお話です。

ケニーのお別れ会の翌日は、
約束通りMと二人でSMモールへ行く事になった。

お互いご当地の携帯は持っていないから、
あらかじめ午前11時に正門付近に、って事にしたんだけども、
二人きりじゃなんだから他の人も誘うんじゃないか、
みたいな杞憂もあった。

しかしそこは空気を読んでくれたのか、
無事二人で行く事になり、
いつもの場所でタクシーを捕まえる事になった。

最初の2週間を過ぎた辺りから、
現地の天候は曇りがちで、
そこまで暑い、みたいな感覚はなかったんだけども、
あいにくこの日は結構暑く、
Mはずっと日陰にて待つ事になった。

俺は案外暑さには強い方だから、
割と平気だったんだけども、
それなりに熱中症を心配してくれてそれは嬉しかったものだ。

そして無事タクシーに乗り、
SMモールまでは25分ぐらいかかってしまうので、
車中の間で色々話していった。

当然日本語での会話だから、
タクシーの運転手に意味も分かるはずもなく、
現地の事を色々言い放題なものだったから、
Mに限った事ではなく、
車内での日本人同士での会話は結構楽しいものがありました。

が、この時も例に漏れず、
運転が荒すぎ、次第に無口になっていってしまい、
正直会話どころではなかったものだった。

そして無事SMモールに着き、
ちょうど12時過ぎぐらいだった事もあって、
すぐにレストランへと直行。

当然どういうレストランがあるのかは分からなかったんだけども、
幸いエントランス前に密集しており、
比較的混んでいて人気のありそうなお店にあっさり決めた。

オリエンの日に、
コリアンのアベニューと一緒にコーヒーは飲んだけども、
ここに来てレストラン、
しかも日本人と一緒、って言うのはもちろん初めてだったから、
緊張こそしていないもののまあそれは嬉しかったものです。

が、当然自分は海外のレストランなど初めてだったから、
どうすれば良いのかも分からなかったけども、
とりあえずMが「美味しそうなの選んでシェアしません?」と言って来たので、
お互いに好みのを選んでオーダーしていった。

自分は肉料理が駄目なので、
海鮮物を中心に選んでいき、
学校や英語の話題を中心に放しつつ、
しばらく初めてまともなフィリピン料理を堪能していきました。