香港を思い浮かべた時に、
必ずと言っていいほど頭の中で再生される曲があるんだけども、
それはかの「燃えよドラゴン」でもなく、「死亡遊戯」でもなく、
はたまた「少林サッカー」の曲でもない、それは何かと言うと、
スーパーストリートファイターIIのフェイロンステージの曲。
元々お気に入りの曲でサントラでも良く聞いていたんだけども、
何か「香港」と言う土地のイメージに本当にマッチしていて、
もう初めて降り立った時はもちろん、
普通に時刻表の「HONG KONG」の文字が目に入っただけでも流れましたからね。
にしても、今の時代ならどんな曲だか知らなくても、
GoogleやYoutubeで検索すればものの数秒で誰でも聞けてしまう訳でしょう?
俺がゲーマーだった十代の頃なんて、
たかだか1400円の「ワルキューレの伝説」のサントラを買うためだけに、
わざわざ東京・神田の今は亡きゲーメストの直営店まで足を運んだからな。
もちろん買ったのはそれだけじゃなかったし、
今でも楽しい思い出のひとつなのだから
別に後悔なんてあるはずもないんだけどね、
でもその当時を思えばホント良い時代になったな、と実感します。
ただ逆に言えば、
最初からネット社会にいる若い人たちは、
ひとつの商品を入手するまで何時間もかけて街を探索する、なんて事も
滅多にないだろうし、そう思えば自分は貴重な経験を積めたのかな、
とも言える訳で、決して今が全て良い訳ではない、とも思うんだけどね。
まあいずれにしても野球、プロレス、
そしてアーケードゲームが光り輝いていた黄金の90年代前半…
今となっては懐かしい限りだね…もしあの頃に戻れるようならもう一度戻りたい、
それぐらいあの時代を生きれた事は幸せだった。