再アップロード | ONCE IN A LIFETIME

ONCE IN A LIFETIME

フィリピン留学から人生が変わった一人の男のお話です。

最近になってパンヤオのヒッチハイクが
Youtubeに再度アップロードされている事に気付き、
早速この前の休みの時に全てダウンロードしてそのままiPod touchに保存した。

今回はMCの声も入っているから、
おそらく本放送を再編集したものかも知れないけど、
繰り返しになるとは言え、
当時は本当に毎週日曜夜10時半が来るのが楽しみで仕方がなかった。

その頃はちょうどドラマ「GTO」も放送していて、
それも同じぐらい楽しみにしていたし、
まだまだ俺もテレビを楽しんでいた頃だったんだな、と今にして思う。

21世紀になって以降、毎週欠かさず見ていた番組なんて、
サンデーモーニングの「週間ご意見番」と、
開始2年間ぐらいのサンデージャポンぐらいだもんな。

でも大沢親分は鬼籍に入ってしまったし、
長年見ていたそのコーナーですらかつてほど楽しみにする事もなくなった。

と言うかもう今は地上波はほとんど見てないから、
キザな事言うようだけど部屋にいる時はCNN付けっぱなし。
もちろん完璧に理解出来るはずもないんだけど、
何かしら自分にプラスになる事、と言う事を考えたらそうするしかない。

出来ればフィリピンに居た時にずっと見ていた、
CCTV(中国中央電視台)の英語放送が見たいんだけど、
あいにくスカパーe2では見れないんだよね。

で、話を戻すと、
電波少年のヒッチハイク3部作は前にも書いたよう、
最後のパンヤオが一番楽しみだった。

中でも印象に残っているシーンは
、「昨晩突然両親が寂しくなった。
アフリカでは広東語を話せないから、思ったことを伝えられない、それが一番辛いんだ。」
と涙ながら語るシーンなんだけど、
それを受けて自分もフィリピンに行ったらそんな気持ちになるのだろうか、とずっと思っていた。

正直言うとホームシックなんて全くなかったし、
日本に帰りたいと思う事すら皆無だった。
もっともぶっちゃけ言うと授業以外の大半は日本語でもあったから、
チューヤンと同列に語る事は出来ないんだけど、
もし誰も日本人の友達が居なくて、
異国の人たちのみに囲まれた生活をしていたら、
きっと彼のような気持ちになったのかな?と今でも思う。

また3部作にはそれぞれ応援歌も作られたんだけども、
実はこのパンヤオ編のみCDは購入しなかった。
当時はそれほど気に入ることはなかっただけ、
という理由なんだけども、今改めて聞いてみると凄くイイ。

初めてフィリピンの街を歩いて、
「ああ、俺は今本当に外国に居るんだなぁ。」
と実感した時に真っ先に頭に流れてきたのがこの曲だったからね。

他2作ももちろん素晴らしい曲だし、
今でも辛くなった時に聞いて、
同時に彼らの旅も思い出して自分を勇気付けているんだけど、
それだけひとまわり以上の年月が流れていても、
この3部作は今の自分に対して多大なる影響を与え続けているんだな、と今更ながら思うものだ。