旅立ちの頃 | ONCE IN A LIFETIME

ONCE IN A LIFETIME

フィリピン留学から人生が変わった一人の男のお話です。

前回は留学どころか飛行機乗るのも初めてだったんだけども、
別にいいかな、と思いその点については描写はしていなかった。

で、改めて何をしていたかなんだけど、
4時間半の大半はニコニコ動画で落とした
「くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン 昭和プロレススペシャル」を聞いていた。

約2時間なんでそれでもまだ時間あまるから、
それ以外においては別のプログラムを聞いていたんだと思うけど、
当時はそれが大分気に入っていたせいか多分そればっか聞いていたと思う。

その当時は「留学すれば何とかなるさ」みたいな甘い気持ちもあったし、
勉強らしい勉強もロクにしていなかったものだから、
そのあたりの準備をきちっとしていれば最低でもレベル4ぐらいから始められただろうし、
最終的な伸びしろも違ってきたと思うのだから、ホントそれに関しては今でも後悔しきりだ。

また離陸した直後と、セブ島の夜景を見た直後は、
「ああ、これで日本には当分帰れないんだなぁ。」とやっぱり寂しくなったよね。

と同時に初の海外がたったひとりでしかも発展途上国で、
さらに3ヶ月の滞在、って言うのは思い切ったな、と今になっても思う。

現地の飲み会で飛行機チケットの話題になった時、
この留学が俺にとって初の海外である事を説明したら、
やっぱり勇気あるね~みたいな事を言われたからね。

もちろん大半が敷地内での生活だったし、
食事は3食出て一応シャワーも冷蔵庫もあるし、
さらにジャパンマネーに物を言わせて必要なものの大半は手に入った訳でもあるから、
完全にフィリピンと言う国に溶け込みつつ生活した、とも違うとは思うんだけども、
まあそれでも良く3ヶ月も過ごせたと思うよ。

さすがに永住は出来ないな、とは思ったけど、
それでもあと1ヶ月はいたかった、と思うし、
その場合現地で誕生日祝ってくれたはずだからね、
それだけは今でも後悔してしまうかも知れないね。