そして14時50分過ぎ、遂に日本を飛び立ちました。
飛行機は本当に初めての経験なんだけど、
不思議と恐怖心や緊張はなかったし、
日本を離れた瞬間も特別寂しさは感じなかった。
確かに自分で決断した事であるからかも知れないけど、
それでもあの日航機の事件をリアルタイムで経験しているから、
飛行機、って言うのは一番怖いもののひとつだっただけに、
これは本当自分でも不思議に思えた。
そして4時間ちょいのフライトで無事にセブ島に到着。
着いた瞬間は、当たり前の事ながら
「ああ、みんなフィリピン人だなぁ」。
そしてたったひとりでの入国の寂しさには
映画「ドラゴンへの道」の
冒頭のブルース・リーを自分にダブらせたりして勇気付けた。
無事入国を果たせたあとは学校の送迎車に乗ったのですが、
信号がひとつもなかったり(!)
金をせびってくる子供たちが道路の真ん中にたむろしているなど、
日本ではまずありえないその光景にただひたすら驚きの連続だった。
それ以外でも日本では見られない感じの
お店や建物を見る度に驚きを感じていたけど、
最近こういった刺激から遠ざかっていただけに、
正直気持ちの良ささえ感じたものだ。
で、無事やっと学校に着いた訳だけど、
サイトでは分からなかった寮の設備には愕然としてしまった。
まあ文化の違いと言えばそれまでかも知れないが…
でも本当にここで3ヶ月も過ごせるのか?とかなり不安に駆られてしまった。
それでもPCやipod touchを使えれば
普段家にいる時とやる事はあまり変わらないし、
今まであまりにも日本で恵まれすぎた生活をしてきたのだから、
こういう経験もしておかなくては駄目だな、とも思うようにもなった。
本格的な授業は明後日からだけど、
俺の未来がかかっているのだから、やるしかないよね。