サッカーワールドカップに日本代表は8回連続出場で、昔の初出場が悲願だった頃(というかさらに昔はワールドカップの存在そのものがあまり知られておらず、予選不出場の時代も)から随分強くなったものである。

 以前はアジア予選でなかなか韓国には勝てなかったが、最近では日本の方が“格上”感があり、アジアでは最強と見做されるようになってきた。

 

 本大会での最高成績はbest16が4回であるが、その中でも前回2022年大会は優勝候補のスペイン・ドイツを破ったのが記憶に新しい。

 その大会はちょうど海外でのコンサルタント業務が一番忙しい時期(下記ブログ参照)

 

 

で、時差ボケと戦いながら中継を観ており、当時のブログを引用する。

 

(2022年12月02日 作成)

 WCでは日本がスペインを破り1次リーグ突破を果たしてお祭り騒ぎになっている。(画像下は決勝点となった“VAR弾”で日本にとってラッキーだった)

 

 

TVで観ていてもほとんどの時間にスペインがボールを保持していて、日本のボール保持時間は18%ということでWC史上最低のボール支配率勝利チームだったそうである。ドイツ戦も似たようなものでありこんなことで勝てるのかと心配になるが、実はボールを支配してパス回し(日本全体のパス回数を一人で上回るスペイン選手もいた)の中からチャンスをうかがうポゼッションサッカーと少ないチャンスで一気に逆襲するカウンターサッカーは単なる戦術の違いであって、これほど極端なのは珍しいにせよよくある試合展開である。

 

 という前にWCとはワールドカップの略語で、水洗トイレ(Water Closet の略語であるが日本以外ではまず通じない)でもなければ超硬合金(ガンダムの世界ではなくタングステンカーバイドでありタングステンがWなのはドイツ語から)でもない・・・とつまらない雑学であるが私は両方の業界に関わった経験がある。

 またワールドカップではラグビー・クリケット・アルペンスキーが大規模大会(バレーボールで盛り上がっているのは日本だけ)であるが、やはり単にWCといえば世界最大のスポーツイベントとしてサッカーを指すことが多い。

 

 もっともサッカーというとsoccerではなく世界の普通の人にはsuckerを想起させるので、フットボールという方が無難であり、ポゼッションというのもBDSMの世界ではかなりきわどい用語で・・・というような下ネタはキリがないのでこのくらいにして。

 

 元の話に戻るとスペインがポゼッションサッカーの本場となったのはそんなに昔のことではなく、元々はオランダのクライフがトータルフットボールを標榜してバルセロナの選手・監督として一時代を築いて以来である。

 そして1974の西独ワールドカップ(私が最初に観たWCであり、当時の日本はボールをゴール前に高く蹴りこんで押し寄せる所謂百姓一揆サッカーの時代でとても出場できるようなレベルではなかった)では、クライフ率いるオランダが完璧なポゼッションサッカーで完勝を続け、決勝の西独戦でも開始1分もたたないうちに西独選手が一度もボールに触れることすらできないうちに1点を先制した。

 しかしながら結局は西独のカウンターサッカーの前にゲルト・ミュラー(西独代表試合数よりも得点数の方が多い)に決勝ゴールを奪われて1-2で敗れている。(下記ブログ参照)

 

 

 

 というわけで私の印象としてはポゼッションサッカーは技術が必要なので格上のチームでないとなかなかできないのだが、最後にはカウンターサッカーに足をすくわれることが多いという気がしており、これはサッカーというゲームの特徴ではないだろうか。バスケットやラグビー、そしてだいたいの球技ではボールを支配している方が勝つことが多いのであるが、サッカーは最後のゴールが難しいのでカウンターによる逆襲の方がチャンスを作りやすい。

 そして少なくとも今後の日本の相手は格上のチームばかりとなるのだから、この奇跡の?2勝で魅せたのと同様の戦い方になるだろうし、勝ち進むチャンスもある・・・かもしれない。

 

 それにしてもこれまでの3試合の開始時刻は日本時間の22時、19時、4時であり、次のクロアチア戦は0時であるから不規則な時間帯になって大変・・・では全くない。

 私はこの2年ほど海外にしかいない顧客を相手に素材開発と知的財産権の(自称)コンサルタントとして、最近は年の半分は海外暮らしで日本にいる時もTV会議で深夜早朝は当り前という生活が続いており、時差による体調不良をそれほどは感じなくなった。

 またどんな時間帯でも眠れるし(これにはこの40年以上欠かしたことがない酒の力が必須で、朝昼飲みができる馴染みの店も増えた)、睡眠を2回に分けてとることも不自然ではなくなった。

 

 したがって仕事とかぶらない限りTV観戦には全く問題なく、幸運なことにスケジュール表を見ると決勝まで進んでも(笑、いや笑ってはいけないが)日本の試合を見逃すことはなさそうである。もっともそのうち3試合は海外で観ることになりそうだが。

 

 そしてこの習慣はNY株式市場の開場が23時半から6時まで(サマータイムは22時半から5時まで)というのにもピッタリ嵌ってしまい、特に現在の乱高下が続く相場では毎日目が離せなくなってしまった。

 意識が朦朧としてミスクリック(特に海外ではPCではなくスマホを使うので危ない)をしなければいいのだが・・・

 

(2022年12月3日追記)

 来年前半に大暴落という評判だが、本当に大暴落が来るか?

 私もそう思ってドル現金(MMFで運用)を握りしめてチャンスをうかがっているのだが、もし来なければ絶好のチャンスを逃しているわけで・・・

 

(2022年12月04日 追記)

 韓国も勝ってほっとした。

 今のコンサルティング先に韓国の会社があり、サッカーの話題もよく出るので日本だけが勝っていると微妙な雰囲気になるところだった。

とはいえもし次も両チームが勝つとその次はちょうど韓国に滞在しているので・・・ブルブル

 

(2025年6月11日追記)

 結局ワールドカップは日本韓国ともbest16止まりであり、史上初の日韓本大会対決は実現しなかった。

 韓国では囲碁の話もよくするが、私が学生の頃指導感覚で訪韓した時代(下記ブログ参照)

 

 

から大きく変わって韓国が日本を追い越すことになってライバル意識が薄れてしまったのはちょっと悲しく、それに比べればサッカーでは・・・

 2023年の米国株は大暴落どころか大躍進の年となり私もコンサルティングによる収入に迫るほどの恩恵を受けた。2024年も同様であったが、今年2025年こそ本当に暴落が来る・・・かも。まあ相場の予想は誰にとっても不可能なのであるから、手堅い株をホールドしながら暴落時に買えるように現金(MMFや換金性の高い債券)も準備しておくのが王道であり、下がる前に売り上がる前に買うというのは神様でもない限り不可能であろう。