まぁ、いろいろあったから、しょうがないか~
2016年2月の読書メーター
読んだ本の数:2冊
読んだページ数:847ページ
ナイス数:33ナイス

シリーズ第三弾となる図書館危機。一、二話で割と日常的な図書隊が描かれ、三話では「自由な表現とは?」ということが問題提起される。そして、四から五話にかけて危機とも言うべき状況が発生し、本来の図書特殊部隊の姿が激しい戦いとともに描かれている。この戦いの舞台になったエリアはよく知っている場所がベースになっているので、物語にも入り込みやすかった。一連の流れも含めて、この図書館危機の出来は秀逸。稲嶺司令官がいなくなった図書隊がどう進んでいくのか?楽しみだ。
読了日:2月14日 著者:有川浩

あまり耳にしない東野作品だったので、期待しないで読み始めたが、非常に面白かった。帝都大学病院を舞台にした犯罪と研修医・氷室夕紀の西園教授に対するある疑念が絡み合い進むストーリー展開。その中で示されるキーワードは「使命」。夕紀の父親の言葉として繰り返し登場する。まるで、この本を読んだ人に対し、「自分にしかできない使命」について考えることを促しているかのように思えた。
読了日:2月2日 著者:東野圭吾
読書メーター