読書メーター '15年4月 | 一歩一歩でいいんじゃない?

一歩一歩でいいんじゃない?

水戸ホーリーホックをまったり応援する管理人のブログ。 サッカー以外の話題もあります。

4月は3冊。

3冊とも、ミステリーとファンタジーの中間みたな作品でした。

少しパターンを変えようかな?


2015年4月の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:1325ページ
ナイス数:38ナイス

ナミヤ雑貨店の奇蹟 (角川文庫)ナミヤ雑貨店の奇蹟 (角川文庫)感想
ナミヤ雑貨店の悩み相談。現在と過去が結びつき、一見短編の集まりに思えるのだが、実は「丸光園」を中心に繋がっていく複雑な物語。アイデアと練り様は、さすが東野圭吾と思わせる。内容を覚えていても、早々にもう一度読みたい。ただ、変に感心してしまって、泣けなかったな~(汗)。
読了日:4月24日 著者:東野圭吾
水底フェスタ水底フェスタ感想
小さな村に生まれ、何も疑うことなく育ってきた広海。そこに由貴美が戻ってきたことから、運命が動き出す。由貴美に対する想いと村の閉鎖的な世界などが絡み合い、広海は悩んでいく。その先にあったのは、絶望にも似た結果だったが、広海なりの答えを最後に出す。その答えが正解なのか?は、読者の年代によって変わってくるだろう。
読了日:4月17日 著者:辻村深月
時生 (講談社文庫)時生 (講談社文庫)感想
自分の過去を恨み、卑屈な人生を歩む拓実。そんな拓実の人生のターニングポイントに突然現れ、そして消えていったのは息子(トキオ)だった。拓実のダメさ加減には嫌悪感を感じたが、トキオが必死に良い方へ導いていく姿には両方を応援したい気持ちにさせられた。「過去とどのように向き合い、未来をどう信じて生きていくのか?」を読者に投げかけてくる、「ミステリー」というカテゴリーには収まりきらない作品だと思う。 「君が生き残ると思えば、今この瞬間でも僕は未来を感じることができる」。
読了日:4月4日 著者:東野圭吾

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