東野圭吾の加賀恭一郎シリーズ3作品目の「どちらかが彼女を殺した」を読みました。
直前に「眠りの森」を読んでいたので、「さぁ、この作品で加賀はどんな活躍をするんだろう?」と期待して読み進めましたが、意外や意外、この作品では加賀は脇役的な存在。物語の終盤やポイント・ポイントでは登場するだけです。
ただ、出番は少なくても、良い味を出すのが加賀です。
この物語の主人公「和泉康生」の妹殺しの犯人捜しの推理を手助け、修正していきます。
事件の真相が解き明かされていく第五章の終盤から最後の第六章は、犯人が二転、三転する上に自殺の可能性も浮かび上がり、息をつく暇を与えません。
それまでは、ゆっくり読んでいたのですが、途中で止められずに一気に読み終えてしまいました。
で、読み終えての感想ですが、一言で言うと「スッキリ」しません。
その理由はここには書きませんが、後でもう一回読み直そうと考えています。
悔しい!