一瞬だけど、永遠・・・ | わたしとランと

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2006年より走り始めランニングをライフワークにするはずが、2013年から体調崩し、2015年3月に関節リウマチの診断おりる。6月〜9月中旬まで3ヶ月休職。復帰へむけて一歩ずつ・・・

23日、悩んだ挙句セイコースーパー陸上に行ってきた。仕事がたてこんでいたけれど、やはり見たい!と当日決めて急遽等々力に向かいました。



オリンピックがあったといえども、陸上だし、そんなにもりあがってないだろうと思ったら、大間違いで、かなりのお客さん。



お目当ては、もちろん、朝原選手の現役ラストランを見届けるため。



あと、棒高跳びって芸術的だし、なんていったって、すごい高いところまで人があがるわけじゃない。近くでみて、すごく感動しました。



ハンマー投げの室伏もかっこよかった・・・。



で、朝原選手他、北京の銅メダリストに輝いたリレー選手が、今度は、横一列になって走るという、メインイベント、このレースは全種目の最後の最後に行われた。



スタート前、それまでわさわさしていた、会場が静かになる。



みんな、この号砲を待っていたのだ。固唾をのんで見守っている人々・・・。



一度目のスタートはフライングで、やり直し。みなも心の準備をしなおす。



100m走は、あっという間に終わっちゃうけど、みな、この瞬間を見るために遠くから電車にのってやってきた。この数秒には、ふつうの数秒ではない特別な時間が流れている。



そして、当の朝原選手は、速くなるために、これまで努力をつづけ、いくつもの時間の壁をやぶって、やっとこの域にたどり着いた。



みんなに見守られての最後の100m走。



一瞬にしておわってしまうスポーツだけど、一瞬ではない特別な時間が流れる。



2度目の号砲、息をとめる。静寂が再び訪れ、そこに足音が響き渡った。



すぐ終わってしまうことは、みんなわかっているので、瞬きせずに、食い入るように見つめる。まるで自分が走るかのような、集中力。



会場にいる全員の心が、彼の走りに集まる・・・。結果、日本人トップの3位。



歓声と拍手が沸き起こる!!密度が濃い、スポーツならではの時間を感じた。



仕事ぬけだして、朝原選手みにいって、よかったなぁ。