走る!! | わたしとランと

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2006年より走り始めランニングをライフワークにするはずが、2013年から体調崩し、2015年3月に関節リウマチの診断おりる。6月〜9月中旬まで3ヶ月休職。復帰へむけて一歩ずつ・・・

きょう、10月からの新番組の取材で佐倉にいき、翔ひろ子さんに会った。



翔さんは、この夏のサロマで優勝を果たし、ウルトラマラソンの世界選手権に日本代表として出場する。もともとの才能もあるけれど、すごい根性の持ち主。年齢もほぼ同じなんだけど、なんか強さがまるっきり違う。



ご主人と一緒に中華料理店を経営しているのだが、お店の忙しい日は練習時間がとれないので夜中に走る。で、寝れない日も多々あるとか・・・。



ちなみにお店の定休日はない。唯一のお休みは大阪、名古屋の国際女子マラソン。そしてサロマ湖と、泊まりでいかなければいけないときは、2日間休みにして、ご主人も一緒に応援にきてくれるそうだが、それいがいは、GW,盆暮れ、正月、すべて関係なしで営業しているそうだ。また、つくばマラソンや東京国際女子マラソンにも出場されてるけど、走った後、3時までに店にかえって、お仕事をするそうだ。仕事もマラソンも完璧なスーパーウーマン。



実業団のように走る環境が整っているわけではない。自分が選手兼監督という、まさに市民ランナーの星★!



最近のわたしは、忙しくてぜんぜん走れなかった・・・。んだけど、そんなこと翔さんの前では言えないなぁ。



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まあ、体力、資質が違うとして、それはおいておく。



で、きのう久しぶりに皇居をゆっくり10キロはしった。虚弱体質のわたしに、久々の10キロは楽ではないが、走る幸せは十分に感じることができた。



走らないと、どんどん走れなくなってしまうが、だからといって、まるっきり走れなかった頃の自分よりは、多少はましだ。



この感覚、どうやって例えようかと、ライター的思考で走っていたら、ランニングって穴掘りににてるなーっていきついた。ディグるって感じ?



走ることは、自分の体を掘ること。固かった土がやわらかくなり、穴からは何がでてくるかはわからない。きれいな水がでてくることもあれば、粘土がでてきたり、またタイムマシーンのカプセルのように過去の宝物がでてくるかもしれない。ときには新しい発見。また時には過去をみつめなおし、そうやって走ってる気がする。



そんなことをおもいながら、ケミカルブラザーズをききながら、過去なのか未来なのかわからない時間をたったか走った、昨日。



昔、ほった穴は、しばらく走らなかったせいで、半分くらい埋もれていたけれど、でも、まったく新しい地面にシャベルを突き立てるよりは、まし。やわらかい土を今はどかして、昔ほりさげた地面までは、たどりつきたいなーと思って走ってる状態です。



今シーズンは、温泉をほりあたてるか?もしくは、豊かな井戸水をさぐりあてるかしたいって思うんだけど、それもできるかどうかはわからず、でもわからないから面白いので、冒険家の気分で走っていこうって決めたのだ。



走るって穴掘りに似てる。できれば、地球の裏側にたどりつくまで、もうほれないってところまで掘ってみたいって思う。



走ることは、単純だけど、深い。そう、ほっても、ほっても、ほりきれないから。そしてそれは、わたしの限界、可能性がまだまだ先にあるように思えて、ちと嬉しくなる。



走れない時間は、不満もたまるが、走るありがたさがわかる貴重な時間なのかもしれないなんて、翔さんのお話をきいたら、わたしは走れるのに、走ってない人なんだけどさっ。