今日は赤ちゃんの気持ちを落ち着かせるマッサージを一つお伝えします。
とても簡単です!
赤ちゃんをうつぶせにして、ママの手でカップの形を作り、背中をトントントントンと軽くたたいてあげましょう。
講座の最後でも必ず行っている背中のタッピングマッサージですね。
なぜこれで気持ちが落ち着くのか?
それはこのトントントンという規則的な動きが自律神経を整えているのです。
背中には自律神経を整えるツボがたくさんあります。
簡単に自律神経の説明もしますと、
自律神経とは、私たちの意思とは関係なく心臓や肺を動かし、
血流、呼吸、代謝、体温、感情などをコントロールする神経のことで、
「交感神経」と「副交感神経」の二つの神経があります。
車で例えれば、
交感神経は「アクセル」
副交感神経は「ブレーキ」
アクセル全開で走りっぱなし…これでは危険だし疲れてしまいます。
逆にブレーキばかりで止まったまま進まないのも困ります。
たえずこの二つの神経がバランスをとりながら、
私たちの心と身体の健康をコントロールして、体内調節をしています。
中でも副交感神経はリラックスや休息の神経です。
それなら、副交感神経を中心に働かせればいいのでは?と思われるかもしれないのですが、
副交感神経が優位な状況が続くと、免疫細胞である「リンパ球」が活発になります。
そうなると、過剰のリンパ球ばかりが出てしまい、
「外来抗原体」に反応しすぎて花粉症やアレルギーを引き起こすこともあります。
リラックスできることは良いことなのですが、
過剰状態になるとアレルギーを引き起こす…、
難しいものですね。
免疫力にも大きな影響を与えますので、交感神経と副交感神経のバランスを取りながら
自律神経を整えることはとても大事です。
紹介した背中トントンのタッピングは、
赤ちゃんだけではなく、子どもから大人まですべての年代の方に使えるマッサージです。
私も娘が小さい頃からずっとやり続けて、
ようやく娘から私にもやってくれるようになりました(笑)
気持ちを落ち着かせ、長く使えるマッサージですので、 親子で楽しんでやってみてくださいね。