こんばんは
会場は宇宙空間みたいなホールです
出番は最初でしたが、靴履き替えるのが間に合わなくて2番目に
曲は6月まで取り組む「飛翔」とGWにペダルを研究した「ワルツ7番」
ワルツOp.64-2
この間「題名のない音楽会」で小林愛実さんがショパンの曲について
「後期の作品ほど和声の使い方が極められてくる」という話をされていて
後期の作品で弾いたことがあったこの曲もそうだなぁと思い
声部の弾き分けや音のバランスを意識してさらい直して
それを実現するためのペダリングをいろいろ試していました
以前少しだけ弾き合い会やストピでも弾いていましたが
いかんせんショパンのこの手の曲はあまり得意ではないので(好きですが)
人前で弾くのはものすごーく久しぶりです
この曲の構成はABCBABですが、とにかく弾けないのがC(中間部)
ただ、今回はさんざん練習しただけあってまあまあな感じにはなりました。
Aも細かいところでダメなところはたくさんありますが
前打音の感じは以前よりよくなっていたかなぁと思います
ただ一番シンプルであるが故、練習をする回数が少ないBが
ことごとく同じところでつまずいた(何故か最初と最後は大丈夫)
ppにしようと思った瞬間、謎にテンポアップしたのが敗因だと思われます…
あとは演奏している時すでに気づいていて、レッスンでもよく言われたんですが
セクションの切り替わりでペダルが上がり切っていないので
どうしてもメリハリなくダラダラと聞こえてしまう
今回すてきな演奏を本当にたくさん聴くことができたんですが
そういう方たちは切り替わりのところで無音になる瞬間を生かしておられたので
どの曲でも気を付けていきたいところです
飛翔
盛り上がりが肝心なところで派手に左手の音を間違えてしまったのと
中間部で普段しないようなミスをして完全につまずいたのが反省点
そこから何事もなかったように元に戻ってるのがシュールです
一番最後の和音、弾いた瞬間「うわっ」って思ったけど…
いくら何でも音量出すぎてて、ちょっと笑っちゃいました
この日は「アレグロ」「予言の鳥」と(あと「献呈」も)シューマン作品が多く
(交流会でも「子供の情景」から何曲か聞けました)
シューマン好きなワタシの耳が喜んでおりました
よく考えたら演奏会は2回連続シューマンなので、次も1曲は弾こうかなと思ったり。
その他
たまたま同じ日にリストの「エステ荘の噴水」と
ラヴェルの「水の戯れ」を弾いておられる方がいらっしゃって
ドビュッシーやラヴェルがリストの「水」の表現に影響を受けて
「水の反映」や「水の戯れ」を作ったという話を聞いたことがあったので
そういう観点からも聴けておもしろかったです
そしてドビュッシーの水の表現は水そのものの動きがほとんどないのだと
「花火」を聞いたり、2周目で「月の光」を弾いて思ったのでした。
音が柔らかく、くせのない弾きやすいピアノでした。
お料理は卵をぜいたくに使ったカルボナーラとサラダ、そしてプリン