何回足を踏み入れてもうっとりしてしまうこの内装
キラキラのスタインウェイ→低音どっしりベーゼンドルファーと来て
今回のピアノは我らが日本のYAMAHAさん
普段スタジオで(サイズは違うけど)弾くことも多いし
とんがった特徴がなく弾きやすいピアノなんですが
舞台では音がずっと自分の周りに漂っている感じに聞こえたので
舟がどこか違う島へ漂着してしまわないか不安になりました
「(どうやら霧中信号が必要のようでしたな)」
今年はちょうどピアノを始めて⚫︎0年の節目の年なので
「初めての発表会と最近の発表会で弾いた曲を弾く」がコンセプト
結局9月の発表会には間に合わず、違う曲を弾いたんですが
絶対ここには間に合わせようと思って練習してきました
初めての発表会で弾いた曲はエステンの「人形の夢と目覚め」でした
主催者様にお願いしてシークレットにしていただいたので
驚かれた方も多く、サプライズ大成功でした
まさか芸文でこの曲を聴くとは思わないですよね
動画のどこかで、初めての発表会の時の写真が登場します
ちなみにうちの母は「あんたが全然練習しなくて怒ってたことを思い出す」と
それは確かにそうなんですが(とりあえず発表会には間に合ったのが謎)
未だにこの曲は暗譜で弾けるので、子供時代の記憶ってすごい
そして毎週末、弾き合い会で弾いてきた「喜びの島」
少なくとも今年いっぱいは弾く予定ですが
発表会に間に合わなかったことで、このステージを目標にしてきたので
ひとまず大団円といったところです
曲の取り組みの振り返りは後日するとして
とりあえず大事故は起こさず、最後まで曲の流れを止めずに弾けたかなと
2回ぐらい限りなく大事故に近いミスはありましたが
1回目はポリリズムのところが終わって、次のセクションに入る瞬間
どこ弾いてたか完全に分からなくなって一瞬フリーズ
すぐに思い出せたし(楽譜も置いてましたし)
元々間を置く必要がある場所ではあるのでそこまで目立ちませんが
内心めちゃくちゃ慌てていました
2回目はコーダで左の音を間違って、一瞬右も分からなくなったんですが
咄嗟に主旋律の音を力づくで掴み、ことなきを得ました
こちらは時々やらかすミスで対策はしていたので
土壇場で練習の成果が出せたと言ったところでしょうか
和音の響きは汚くなっちゃいましたが
弱音で速いフレーズが続く時に音が目立ちすぎるのは相変わらずでしたが
それ以外のところは音色の変化を出せるようになってきたことと
曲の全体感を持って、必要な間を感じながら弾けたのはよかったかなと思います
今回は職場の同僚が見に来てくれ、お花をいただきました
お花はドビュッシーがイメージだそうです
感想はドビュッシーらしい世界観がしっかり出ていて
ちゃんと演奏から背徳感が感じられるのがよかったとのこと
そうそう、今回のプログラムって
私の次に「パートオブユアワールド」(アリエルになりきって歌いたくなった)
その次が「クララ愛してるよ…」な「献呈」
そしてショパン(絶対言葉で「愛してる」とか言わなそう)の「舟唄」
見事なまでにの曲が続いていたんですが
私は愛の曲でも不倫(しかもW不倫)の挙句、駆け落ちする曲という…
弾き合い会後、8人で前回と同じお店でランチをして
その中の4人で次の目的地へ向かうべく、阪急電車へ
ちいかわコラボ、電車だけじゃなくバスもだった
主催者様の発表会が同日の夕方からだったので見に行きました
大団円の「情熱大陸」はもちろんですが
私はシベリウスの「樅の木」で泣きそうになった
素敵な瞬間に立ち会うことができて幸せだったし、光栄でした
そして4人は駅で見つけた餃子メインの居酒屋で乾杯
帰ったら普通に日付変わってました