( ノ゚Д゚)こんにちわ『桐生市 美容室 STEP』です。
シャンプーが引き起こす皮膚トラブルとは
お客様から「どのようなシャンプーを使ったらいいのですか」と言った質問
を受けることが多くなりました。
TV、インターネット、雑誌などによりさまざまな情報を目にする中、どれが自分
に合っているのか判断するのが難しくなっています。流行に飛びついては失敗し、
皮膚トラブルを引き起こしているのが実情でしょうか・・・。
シャンプーが引き起こす皮膚トラブル
毛髪・頭皮に付着したほこり・スタイリング剤・汚れ(脂質・フケ)を洗い流して清
潔に保ち、皮膚代謝と生理機能を正常に保つことが洗髪の目的といえます。
洗浄に伴う過度の脱脂
皆さんもご存知の通り、シャンプーの洗浄効果は主に石油系界面活性剤
に由来し、合成のものを使用すると髪や地肌に容易になじむため、必要以
上の脂質が奪われやすい状態となります。表皮、特に角質層を破壊するこ
とでかゆみ・アレルギーを誘発してしまいます。
角質層の変性・水分保持機能の低下
強い洗浄効果を持つ石油系界面活性剤は、本来皮膚から入り込まない
化学物質でも入り込みやすくしてしまう働きがあります。
正常な皮膚を変性させ、角質から天然保湿因子や細胞間脂質などが溶出
することにより、本来10~20%に保持しなければならない水分量を低下させ
てしまいます。
これにより、洗浄後に皮膚の生理機能を維持することが難しくなり、皮膚の
乾燥とバリア機能の低下をきたす恐れがあります。乾燥した肌荒れ状態によ
りフケ・抜け毛・細毛の症状が起こりやすくなります。
かぶれ・湿疹
直接肌に触れるシャンプーは頭皮に限らず、顔・身体に残留しやすいと言え
ます。皆さんはどのくらいすすいでいますか
シャンプーは比較的短時間で行われますが、石油系のものは強い浸透力で
皮膚に残留しやすく、影響は大きいと言えます。
近年は、理美容業界における「シャンプーが引き起こす皮膚炎を中心とする
トラブル」は減少傾向にあります。しかし、理美容師がアレルギーなどの皮膚
炎を起こすといったケースはまだ発生しており、パッチテストを繰り返し行った
結果、有害な成分の含有が特定できたという報告もあります。
香料
香りは臭覚を介してさまざまな作用を及ぼし、皮膚にも影響を及ぼすことが
明らかになっています。
厚生労働省が謳っている「香料の量規制」に関する安全性基準は、長時間
皮膚に接しているクリームや化粧水に比べ、洗い流すシャンプーの方が緩やか
ですが、数千種類に及ぶ香料は以下のような点に注意が必要です。
皮膚一次刺激性
皮膚炎(かぶれ)
感作性
接触性アレルギー性
光毒性
光を介してはじめて皮膚刺激を起こす
光感作性
光を介して生ずるアレルギー反応を起こす
眼刺激性
眼に対する安全性
変異原性
細胞変性(発ガン)