引き算の美学 | step陸上店スタッフブログ

引き算の美学

こんばんは。
ステップ 石澤です。

間もなく行われるビックレースに向けて
アディダスが選手に履かせるモデル
「アディゼロタクミセン セレブレーション」
100足限定 10万円
を発表いたしました。
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とってもいい商品だと思います。
金額は別にして すごく魅力的。

「でも何がいいの?」と聞かれれば、
特別な機能性が加わっているわけでもなく、何かがプラスされているわけでもない。

良い物を作ろうとした時に
こんな機能性を加えていこう。
こんな素材を使っていこうなどと
商品にたいして何かをプラスしていくを求めがち。

でも本当は無駄を無くしていくこと
要らないパーツを外していくことが私は究極だと思っています。
「引き算の美学」です。


数年前に見たTVでこんなシーンがありました。
オリジナルのラーメンを作るという企画だったのですが、
ラーメンの上に乗せる具材で
カニとか海老とか高級肉とか、とにかく贅沢に仕上げた一品をみて、ラーメンの巨匠が言ったセリフ
「ラーメンは引き算の美学。極論、麺とスープだけでいい」
「これで客を頷かせなければいけない」
って。

そのとき、私は「引き算の美学」っていう言葉を初めて覚えたわけで・・。
いつかこの言葉を使ってやろうと!

あえて今日使わせて頂きます。
「マラシューも引き算の美学」
余計な機能性は要らないです。

「VRって何がいいの?」と聞かれると非常に答えにくい・・・。
シャンクを使っているわけでもない。
ミッドソール素材を特別な物にしているわけでもない。
これといって特別な特徴が無いから。
「引き算の究極」
コレが魅力ですかね!

10万円のシューズと比較しながら「やっぱりこんなシューズがいいよね!」と
改めて感じました。
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4日間の連載ブログ

私の感覚や意見を一方的にぶつける様な内容になってしまいました。
好き勝手に書きましたが、あくまでも主役は走る選手です。
私の中のシューズの評価指標はありますが、それを押し付けるつもりもありません。
履く人が気に入ったら、それがおそらく選手にとって「一番良いモデル」何だと思います。
ただ、今まで一生懸命練習してきた事を「結果」で出して欲しいという願いだけです。 
陸上選手が最後頼ることの出来る道具はシューズだけですから
こだわりをもって選んで頂けたらと思います。