シューズの耐久性について | step陸上店スタッフブログ

シューズの耐久性について

こんにちは
ステップ 石澤です。

最近、お客さんの足元を見て、
「シューズの耐久性って本当に無くなったな・・・」と感じることが多い。
私に至っては、足首が極端に柔らかくプロネーションも大きい為、
2回履いたら、中心軸が大きく崩れてしまい、使い物にならなくなるものも多々あります。

10年ぐらい前までは
シューズの耐久性って
マラソンで150K
レーシングで300K~400K
ランニングで600K~800K
って言われていました。

だいたいこれぐらい履いたら元々の機能性の半分ぐらいは失われているという目安です。 
これ以上は走れないのか?といわれるとそんなこともないですが。。。
パフォーマンスはかなり落ちると思われます。


昨今のシューズは本当に軽くなりました。
皆さんはこの現象をどのように考えているか分かりませんが、
耐久性の概念から言うと、かなり落ちている事が言えます。

ただ、たちが悪いことにアウトソールの耐久性は上がっているんですね。
とくにグリップソールは面積が大きくなっているので、
以前に比べてだいぶ耐久性は上がっているはずです。

よくアウトソールを見て、寿命を判断される方が多いですが、
アウトソールの前に、ミッドソールがとっくにダメになっています。
ミッドの前に、インソールがダメになっています。

シューズが軽くなったという事は、ミッドソールの硬度や空気の入れ方を変えているはずですので、
耐久性はかなり落ちます。

という事で、
シューズは1~2カ月が寿命のモノが多くなっている。
もしくは4~5足ぐらいは使いまわしをしていく必要がある。

この2点は今後のポイントになっていくと思っています・・・。