シューズ耐久性
こんにちは。
ステップスポーツ柏店 石澤です。
気が付けば、今年も残すところ・・・
っていう時期ですね!
最近シューズの耐久性について聞かれることが多いです。
本日も大学生の卒論に協力していただきたいということで、
質問されたのですが、「シューズの耐久性」ってのがありました。
これに関しては規定みたいなものがないので意見がわれるとこでも
あると思います。
例えばアシックスを履く有名なメジャーリーガーのお話だと
「軽いスパイクがほしい。1試合もってくれたら十分」という名言も
残されておりますし、
あのワコール社のCW-Xだって毎日新品を着用するというお話も有名です。
こだわったらこうなっちゃいますね・・・。
今、柏店のお客さんでは150K走ったら 交換!
という方が一番短い短いサイクルです。
その一方で、2000K 3000K走っているよ!という方もおられます。
シューズの耐久性に関しては、各メーカー言ってることもバラバラですし、
だいたい600~1000と言ってるとこが多いですかね。
私の持論は・・・
まずシューズの構造は大きく分けて、
①アッパーと ②ソールに分けられて、
アッパーの耐久性は a)破れ b)メッシュの伸び→フィット感の低下
などがあると考えています。
これに関しては見た目で判断できるかと思います
ソールに関しては
まず、a)インソール b)ミッドソール c)アウトソール
3つに分けられるのですが、
その中でも一番耐久性に劣るのが インソール
次にミッドソール 最後にアウトソールの順番です。
よくアウトソールの削れをみて「まだいける」と判断される方も多いと思いますが、
すでにインソール ミッドソールはダメになっていることも十分予測されます。
(特に地面の柔らかい所を走っている人はアウトソール減りにくいです)
というわけで、
インソールの話をすれば、
極端な話、1回走るだけでも 形状が変形してしまうことがあります。
(その感覚が好きという方も多いですが、それぐらいもろいです)
ミッドソールの話をすると
あるメーカー調べでは、600K走行時に
もともとあったクッションを100とすると、 50まで落ちている
もしくは走りにクセがある人は変形が見られるといっています。
これに関してはEVAによってばらつきは生じると思います。
当然硬度の柔らかい物になればなるほど、エアロ状になりますから クッション耐久性は悪いです。
ということもあり、私はお客さんに600Kということが多いですかね。
だいたいこの距離が、サラのシューズと履き比べたときに
「全然違うな」と体感していただける状態かなと思います。
しかしながら、ソールが剥がれたとか劣化したとか以外は「シューズ」としても
十分機能いたしますし、1000K 2000Kというのも 「最高の状態」を求めなければ
もつ可能性も十分に考えられます。
よろしければ参考にしてみてください。