久しぶりに、経営視点の話をします。


 各詳細は追々説明しますが、組織設計の取り組み順序は、

  ・現状の分析/把握(CS/ES)
  ・垂直検証 (業務の縦割りの検証、及び組織の階層性を検証)
  ・水平検証 (分業効率の検証、管理スパンの検証)
  ・兼任も含めた、組織案ドラフトの設計

 がベターと思います。

 上記のうち、2つのキーワードについて説明します。


 管理スパン … 管理者が直接面倒を見る範囲のこと。
         1スパンは、5~10名が適切とされています。
         1チームを5~10名とします。チーム単位に1人リーダーをおき、
         リーダー5~10人を見るのが、その上のマネージャー。
         マネージャー5~10人を見るのが部長…など。

         実務効率と管理限界の適性値を測定しながら、組織形成を見定めます。


 兼任の考え方 … 管理職の兼任は、次世代の管理者を養成するために
          枠を用意してやる、という事が本来の目的。
          部長が課長も兼任する。これは、次の課長を育て、
          課長の枠を与えてやるための事前の準備という訳です。