相手の気持ちになって会話を進める。
 これは、物事を円滑に進めるために必要不可欠な事であり、
 実践は非常に難しい、永遠のテーマです。

 そこで私は、ひとつ、口癖を作ろうと思います。

 「なるほど」

 どんな会話でも必ず、なるほど、と言う事にしてみました。

 「なるほど」は、相手を承認する言葉といっても過言ではないでしょう。

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 仕事が混んでいて忙しいときに、部下が相談に来たとします。

 部下「ちょっといいですか?」
 私 「今忙しいから、後にしてくれる?」
 部下「わかりました。また後で伺います。」

 これでは自分の都合ばかりで、相手の想いを聞けてもいません。

 部下「ちょっといいですか?」
 私 「どうしたの?」
 部下「かくかくしかじかで、ちょっと納期が間に合いそうにないんです。。。」
 私 「なるほど。だから今、報告すべきと考えてくれたんだね。
    よし、では関係者を集めて、打ち合わせをセッティングして下さい。
    みんな忙しい中だから、打ち合わせの開催案内に現状説明を添付して
    温度差を無くしてから、簡潔に打ち合わせをしましょう」
 部下「分かりました。」

 これならどうでしょう。
 自分が忙しくても、部下の話はさらに優先順位の高い内容かも知れません。
 安易に話をシャットアウトしてしまうのではなく、ダイジェストだけでも
 聞く耳を持つと、取り返しのつかない事態は、未然に防げると思います。