バセドウ病とパニック障害でディズニーが好きな方は私以外にも大勢いらっしゃると思います。
ディズニーランドに行きたい!そう思っても予期不安に襲われて結局何年も行けていない。
実際に行けないからディズニーレポのブログを見たり、ディズニーファンなどの雑誌を読んで満足するしかない方。
私自身もバセドウ病、併発したパニック障害で大好きなディズニーリゾートがとても怖い場所のような感覚になりました。
行きたいのに行けない、そもそも行ける気がしない。
そんな私ですが2015年1月にバセドウ病とパニック障害を診断されてから、約10ヵ月後(2015年10月)には東京ディズニーシーに行くことができました。
東京ディズニーリゾート
ディズニーリゾートライン
10月だったのでハロウィンネイルをしました。
ディズニーリゾートラインも乗れました!
東京ディズニーシー
タワーオブテラー
お天気にも恵まれて、混雑もしていたけど楽しく過ごせました。(右が私)
もちろんこの時バセドウ病とパニック障害は治っていませんでした。
病気の治療と心得、周りのサポートのおかげです。
この日のことをよく覚えているので、今後別の記事で紹介しようと思います!
今回は実際に私の経験を元にした「楽しむ」を
諦めない為の心得をリストにしました。
私の経験が少しでもお役に立てれば幸いです。
「楽しむ」を諦めない為の心得
☆一緒に行動する人はダメな所を見せられる人☆
どんなに仲良しな人、好きな人でもダメな所を見せられない人とは一緒に行かないほうがいいです。
なんなら粗相してしまう最悪の事態でも「大丈夫だよ!気にしない!」と受け止めてくれる位の人となら安心していつも通りの自分でいられるので体調が悪くなりにくいです。
反対に休憩したくてもシラけるから言い出せない、体調が悪くなって迷惑をかけたくないなど自分の状態を正直に言えないと、無理が祟って体調が悪くなりやすくなります。
「ごめんね」と何度も謝るとより自分のダメさ加減が浮き彫りになり、心と身体にはよくないので「ありがとう、とても心強い」など感謝の言葉を口にする方が相手も自分自身も楽になります。
そして必ず事前に自分の症状も話しておくこと。
私にはありがたい事に家族(父、母、姉)が私のペースを理解してくれました。
そして「もし休憩が必要になった時は私は休んでいるから気にせず遊んできてね」という別行動プランもあったので、お互いに時間を使うこともできました。
「楽しむ」を諦めない自分を応援して、寄り添ってくれる人と行動してください。
☆準備は入念に☆
神経質になれという事ではなく、たくさんの安心材料があると楽しめる余裕がそれだけ増えますのでその為に必要な準備です。
今までは行き当たりばったりで大丈夫だったことがそうでなくなったのなら、今の自分に必要なことはとことん「楽しく」ワクワクしながらしましょう。
①情報収集
・屋内で休める場所
・屋外で休める場所
・お手洗いの場所
・救護室
上記は最低限事前に調べて起きましょう。
今はブログなどで情報が簡単に得られるのでいくつか覚えておくといいです。
体調不良や不安は突然襲ってきますので、知っているからこそ「いざとなったらここで休める、大丈夫」と自分に言い聞かせることができます。
「大丈夫」だけでは物足りなくなっている人には、確実な安心が必要です。
過敏性腸症候群の方は特にお手洗いの場所を確認しておくだけで安心材料となります。
②薬と水
お医者さんと相談して自分に合った薬を必要分が1日3回ならば、お守り代わりに予備を数回分持っていきましょう。
そしてもちろん、ちゃんと時間通りに飲みます。
時間通りに薬を飲むのは当然のことなのですが、楽しくてうっかり飲み忘れてしまうと、気が付いた時に不安になったりします。
ペットボトルや水筒のお水を小さくてもいいので持ち歩いて飲み忘れを防ぎましょう。
またパニック障害では口の中や喉の渇きが余計に症状がひどくなるそうなのでやはり必須です。
③キャンディやガム
「甘くておいしい」という幸福感があると気が紛れるので、自分のお気に入りを持ち歩きましょう。
個人的には梅や蜂蜜などのキャンディや口の中をすっきりさせるガムもオススメです。
④好きな香り
意外に侮れないお役立ちグッズが好きな香り。
一度体調が悪くなったり、不安感が押し寄せたりした時に気持ちをリセットできます。
匂いに敏感になっていることもあるので、不快に感じた時など、好きな香りのアロマなどをハンカチやティッシュにつけておくといいと思います。
注意点は自分の好きな香りが周りに迷惑となる場合があるので、香水などの強い香りには気をつけてください。
あくまでも自分だけがリフレッシュできるような工夫が必要です。
☆極度の人込みは避けましょう☆
イベントや新しいもの、リニューアルされた場所はどうしても人気がある為に人が集まりやすいです。
この後の心得でもお話ししますが、自分の体調と相談して欲張らないことがとても大切です。
特に開園から閉園まで時間いっぱい遊ぶのではなく、行きと帰りの時間をずらして混雑を避け「短くても楽しい時間」を思い切り過ごした方が充実感が得られます。
今後少しづつその時間を長くとれるように、焦らないようにしましょう。
☆小さなことを「楽しむ」ことができる思考☆
ディズニーランドはショーやパレード、アトラクションなど楽しいアクティビティがたくさんあります。
せっかく来たのだから、高いお金を払ったのだから、と「損したくない」という考えは捨てましょう。
いくつもアトラクションを制覇したい、いいポジションでショーやパレードが見たい、という気持ちはとてもよく分かります。
でも、まずは「大好きな場所に来れたこと」に感謝して、自分をほめてあげましょう。
体調が悪くなったり発作が起きたりと嫌な思い出ができると、ますます自信がなくなり次にまた訪れることに更なる不安を重ねてしまうので注意が必要です。
今回安定して過ごせたのなら、また次回が必ずあります!
少しずつステップアップしていくことも楽しみましょう♡
ディズニーランドや海外に限らず、国内でも観光スポットやアミューズメント施設などにも同じことが言えます。
症状には個人差があると思いますので、自分に合った対処方を見つけましょう!