その時になってあわてない為の家族信託

 

ご自宅を購入されてから長くお付き合いさせて頂いている

お客様からのご相談例です。

子供の歳は違えど同じ幼稚園でお世話になりました。

 

ご高齢のお母様が相続された自宅兼賃貸マンション

そこそこ土地建物も大きく、今後の賃貸経営・管理・維持に

ご不安を抱えており、ご自宅部分がエレベーターの無い最上階と

これからのお母様の昇り降りにも不安と心配がお有りでした。

 

お母様が元気なうちに親族会議を重ね、2年ほど掛かりましたが

不動産は家族信託で適切な時期に売却可能な状態にし、

資金面と生活環境変化の不安を解消する事が出来ました。

 

先日、自宅兼賃貸マンションも比較的有利な条件で売却が出来、

今後の生活環境もゆっくり考える時間が出来ました。

家族信託のご提案から、信託の諸手続き、不動産の売却

今後の諸々の申告や諸手続きなどもお手伝いは続きます。

 

家族信託って聞き覚えが無く難しそうではありますが、

もしもの時の為の準備なので、ご兄弟が複数人いる方や

不動産は有るけど多額の現金は無い!って方

下記を読んで頂き、ご検討をされる事をお勧めいたします。

 

家族信託って?

「高齢の親名義の不動産の売却」

「兄弟姉妹間で不動産の相続問題」

「親の介護施設入所費用や入院等の費用が・・・」

法律上の問題、心情的な問題、金銭面の問題と、

問題が山積みになってからご相談される場合が多いです。

 

介護や相続は、まさに「その時」になるまでに準備している方は

残念ながら多くはないと思います。

それだけに、「その時」になってから慌てるよりも、

ご家族が集まる機会に将来の考え方と動き方の

お話し合いされる事をお勧めいたします。

コロナ禍以降の先行き不透明な今、もしもに備える事も大切です。

 

弊社の事例では、「家族信託」制度を利用しご自宅売却を行い、

介護施設の費用を賄う方法をご提案した事例が多くあります。

 

ご実家には80歳を超える元気いっぱいのお父様がお一人でお住まい、

お子様は私と同年代の兄・妹の二人、今すぐ介護施設への入所は必要ないので、

元気なうちに息子さんへの家族信託を準備し、「その時」の為に財産管理

円滑に行えるように、元気な今だからこそのご提案をいたしました。

 

もしも準備なしに、認知症を発症してしまった場合、家庭裁判所で成年後見人

選任手続きと自宅売却の許可申請が必要となり、その後一切の手続きは、

選任された弁護士などが行う事になります。

思い出の詰まった大切な財産であるマイホーム、最後まで自分達で手続きを行い、

理解し納得できるご売却、「その時」に困らない資金確保を考えましょう!

 

「家族信託」とは、高齢の所有者から委託を受けた親族のみが売買契約・残金決済

まで行い、その後の資金管理も受託者が専用口座を利用して行います。

この制度の利点は、所有者の親御さんも相続人になるお子様も、ゆっくりじっくりと

考える時間があり、限りなくリスクを回避する事が出来る制度です。

 

ステップハウスでは、公認不動産コンサルティングマスターとして、

ご相談者の諸事情とお気持ちをお聞かせいただき、最良の方法を

ご提案させていただきます。

東横線元住吉駅の不動産屋 ステップハウス

土地・新築戸建・中古戸建・マンションのマイホーム購入以外の事でも

売却相談や相続対策の諸問題、不動産に関する様々なご相談をお受けいたします