5月29日、30日に穂谷にてメッセージボードの企画に参加して下さった学生の皆さん、ご協力ありがとうございました(*^_^*)
シャッターを押すことが困難な程、皆さんのキラースマイルが眩しかったです(^_^)(笑)
今日は、そのメッセージがどこに向かったのか、一緒に旅していただこうと思います
ここはフィリピンのセブ島にある、
タリサイ市、タンケ地区。
気温は30度越えています。
常夏です(笑)
音楽と人が行き交うにぎやかな雰囲気です。
皆さんにフリマで見ていただいたピアス
実は貝殻で出来ています
作業場です。
機械で模様をくり抜いています。
金具部分も手作業で一つ一つ、
タンケ地区で働く人々が作っています。
タンケ地区
もともとは、漁業の盛んな地域でした。
しかし、タンケ地区の近くに、セブ市と空港をつなぐ道路を、日本のODAが作りました。
大規模な埋めたてをして作った道路は潮の流れを変え、海の水質を悪くしました。
今では魚が本来の10分の1しかとれません。
つまり、漁業でお金を稼げなくなりました。
タンケ地区を一言で表すと『ゴミ』です。
潮の流れが変わり、タンケ地区にゴミ埋立地からのゴミが流れてくるようになりました。
定期的にゴミを拾いますが、拾ったゴミは、流れてくるゴミ埋立地へ返します。
潮の流れが原因の為、この負のスパイラルは終わる事がありません。
かといってゴミ拾いをやめてしまうと
タンケ地区は大変なことになってしまいます。
ゴミが浮く海で遊ぶ子供たち。
ガイドさんが『この子達はいま
とても元気だけど、もし風邪や
小さな病気にかかっても、
日本人の私たちみたいに病院に行く
ことは出来ないし薬をもらう事も
出来ない。衛生的に良くない環境で
育った身体は決して丈夫ではない
から、大変なことになるんだよ。』
と教えてくれました。
また、日本のODAが道路を作る為にに大規模な埋め立てを行った際
そこに住んでいた人々が大規模な立ち退きをされました。
自分の家が取り壊されるんです!
被害は数万人以上に及びます。
数字にすると分かりづらいですが
その数字一つ一つに人生があり、
私たちと同じ『今』を生きてらっしゃいます。
また、政府からの保証はほとんどありませんでした。
タンケの子供たちの目はキラキラしています。
笑顔で明るく、一日中こどもたちの声
が村じゅうから響いています。
私がタンケに訪れたときもずっと手を
引いて話しかけてくれました。
私が疲れたら日陰に連れて行ってくれたり、『水を飲まなくて大丈夫?』と心配してくれる優しい子たちばかりでした。
しかし、よくみると栄養失調で髪の色が茶色と黒の二色に別れていたり、腕は細いのにお腹が異常に出ているこども達がたくさんいました。
子供達から、タンケ地区の貧困状況が伺えました。
いくら私たちが支援物資を渡しても、
それを永遠に続けない限り貧困をなくす事は不可能です。
また支援物資は
『僕たちは支援物資がない限り、生きていけないのか。』
と自尊心を傷つけることもあります。
本当に貧困をなくすためには、彼らが継続的にお金を得ることが出来る『仕事を与える事』が大切になります。
日本人の丸野さん、太一さんという方が、
『タンケ地区の貧困をなんとかしよう!』
とアクセサリーをフェアトレード商品としてタンケ地区の皆さんと取り引き
しています。
つまりフィリピンで作ったアクセサリーを日本で売ることで、彼らにお金を稼ぐ『仕事』を与えました。
そして、今回そのアクセサリーをお借りして、穂谷でフリーマーケットを開かせていただきました
フェアトレード商品って一体どんなものなんだろう
もしすこしでも興味を持っていただけたのなら、丸野さんのブログにとても参考になる記事を見つけましたので貼らせていただきます!(笑)
みなさん、暇な時間に覗いて見てください
http://s.ameblo.jp/mtooru/entry-11045746417.html
皆さんが少しでも、このアクセサリーに秘められた想いを知っていただけると嬉しいです♪
そして、メッセージボードは私たちから生産者の方々へ、何か仕事をする際の元気の源になったらいいなーっと思って企画しました
仕事でもバイトでもどんなことでも、
やっぱり続けると疲れてくるし飽きてきますよね、、
、、、わたしだけですか?(笑)
そんな時に、自分が作ったものに対して他の人からメッセージが来たら(それも可愛い笑顔付き)きっと嬉しいし、励みになるんじゃないかな~と思って実行しました
でも、これは私たちステップだけではできなかったことで、皆さんが協力してくれたからこそ成功した企画です。
皆さん本当にありがとうございました
国際協力というより、この企画が出来て嬉しかったです
また学内で何かイベントがある際は
皆さん、是非きてくださいm(__)m
より素敵なものにしていけるよう、ステップ一同がんばります