見ないようにしてきた。

忘れようと努めてきた。


あたしは、そのときの「今」に必死になって

前だけを見て進んできた。

過去なんて振り返らない。


そうして進んできたら

気付いたときにはいつのまにかあたしの周りには何もなくて。

空っぽだった。


思い出せていたのは美化された思い出だった。

頭の中の過去は、事実よりきれいなものに移り変わってた。



今のあたしには何が残っているのかな。

今までの何年間、あたしは何を得たのかな。



もし今のあたしが、今のように歩んできたのではなかったのなら、

そうしたら、どうなっていたのでしょうか。

此処にいて、ぃぃのかな。


あたしいらなくなぃのかな。



長期の休みになるといつも不安になる。


今まで仲良くしてくれてたのは嘘だったんじゃなぃかって。


いつのまにか口癖になってた。



「友達いない。」



そう呟くたびに「そんなことない」って否定されて


結局笑い話に変わってく。




自分のこと、きらぃで。

いつまでたっても自信なんてもてなくて。


「自分のこときらぃな子が誰かに好きになってもらえるわけがない」


「だから自分を好きになる努力をしようと思って。」


そんなこといえない。



逆に疑ってしまう。

人の気持ちを。

人の優しさを。


それが傷つけることになるのにね。



「あたしなんか、誰かに好きになってもらえるわけがない。」


「何かの間違いだ。」


「勝手に勘違いしてるんだ。」


そう思えるの。

だから好意はこわい。




誰かにわかってもらぃたぃのに、

誰にも話すことができなくて。



いつも聞くばかりでいたら、

自分のことを伝える術を忘れちゃった。


自分のこと話すのは苦手。

わかってくれなくてぃぃ。



矛盾だらけなのはわかってる。

あれから1年が経って


久しぶりに会った彼は

前と変わらない笑顔でした。


話をすることもできなくなってたあたしたちだから

すごく嬉しくて。

ほんとうに嬉しくて、



突き放したのはあたしで

傷つけたのも自分で

そんなことわかっているのに

ずっとさみしくて。



だけど

その笑顔は、今はあの子に向けられているもので。

応援しようって

応援できるって

そう思っていたのに

彼女ののろけ話とか

幸せそうな文章とか

仲の良いふたりとか

あなたの優しさとか


そんなもの、もうこれ以上聞きたくなくて。





ほんとうは、すごく、すごく大好きだったよ。