前夜である11日の23時頃、いみじくも母は言った。
「なんとなくお腹痛いかも…」
娘の私はなんとなく顔をひきつらせながら、以前2回ほどあった、母の救急搬送のことを思い出していた。

結局、母の予兆は大当たりで、父が日付が変わって3時頃救急車を呼んだらしい。
私は、ぐっすり眠っていたので、気づかなかったが、救急車に母が乗せられて、以前も運ばれたことのある地域の中規模病院に向かったらしい。その後、父が私を起こし、パパは病院にママの付き添いで行くけど、朝には帰ると思うから寝て待っていなさいと言った。うちの車で別に向かうのは前回と同じみたいだった。

母は朝になり、父と戻ってきたが、ちっともよくなってるようには見えなかった。痛いよぅと呻きながら、少し横になったかと思うと、吐き気が止まらず、トイレにしゃがみ、吐いたあとは胃液しか出ないん…とまた、自室にいざりながら、私に旅行に行くような準備を手伝わせた。

どこに何があるかわかるし、いつも使ってる洗顔用のヘアバンドも入れといてあげた。昔ならできなかったような、化粧水を小さなボトルに移すことも今は難なく出来るわたしだけど、お母さんがお腹痛くて死にそうなのは耐えられそうもない。

でも、弱りきってる母に触れることも怖くて出来ない感じがしていた。

その日は眩しいくらいのお天気だけど、北風が冷たくて、春とは思えない朝。トーストを私と齧ったあと父が再びよちよち歩きみたいな母を車に乗せて、また病院に戻っていった。


その後といえば、夕方には虫垂炎の手術から帰ってきて麻酔から目覚めた母と、病室で再会することになった。
普段、ベッドサイドに、私と母はそれぞれ猫のぬいぐるみを置いてる。今日は私のベッドにいつもならいる三匹を持って来てあげた。母はありがとうと言って、近くにあった椅子に三匹を座らせていた。今夜はこの子たちが母の番をしていてくれるはず。
母の持ってる二匹が私とお留守番だ。

期末テストも終わり、自宅学習の日で学校はお休みだったんだけど、なんだか本当に落ち着かない日になってしまった。手術は無事に終わったみたいだけど、病院は苦手です。



 

20180312の出来事を娘の視点で書いてみた。詳細はまた別で記載。