広大な土地じゃない方の熱帯雨林は速い。

とにかく品物が手元に届くまでが馬鹿みたいに速い。

そんな便利な熱帯雨林だけど、今回の注文では「あれれ〜?おかしいぞ〜」なことが起きた。

土曜の夜。

オーダーしたのは、ラベンダーの香りのリップクリーム3本と、ラベンダーの香りのハンドクリーム1本。


日曜の午前に届いたのは、ラベンダーの香りのリップクリーム2本とレモングラスのリップクリーム1本。それからラベンダーの香りのハンドクリーム1本。


・・・。
速いけど、間違ってるよ?


返品か。というか商品交換か。面倒だなあ。

もうこの際、レモングラスでも、いっか。でも、使ったことないし、やっぱりラベンダーの香りが好きなんだよなあ。

レモングラスの香りが気に入ればラッキーだけど、好みじゃなかったとき、そのリップクリームを使う度に、もやもやした気持ちになってしまいそう。

そう考えて、結局、オンラインストアから交換について問い合わせた。
ついでにダンボールは小さいのでよいよ?とも。大きいのもったいない…。


それに対する返信も速かった。速かったのだけど、1人目の密林の案内人は余り親切ではなかった。
メールのやりとりを一往復しただけでも、きっと伝わるものってあるように思う。

その案内人はごめんなさいを言ってくれなかったのだ。そちらのミスなのに…。
しかも、交換商品としてラベンダーのハンドクリームを手配しましたと書いてあり。

あれれ〜??おかしいぞ〜。
コナンの見過ぎ。

ちゃんとリップクリームって書いたのになあ。

もう、交換とかしないで、おとなしくレモングラスのを使えばよかったのかなあと弱気になる自分。
千円に満たない買い物だけど、広がる不安な気持ち。それから、いら立ち。でも、こうなったら、
最初に頼んだラベンダーのリップが届くまで頑張るしかない…

もう一度、問い合わせのメール。

そして夜は更けていった。

月曜日の朝。
なんとなく心配で、ノーパソを立ちあげた。メールの確認。
また、密林からの返信が、来ていた。

2人目の案内人はとても親切だった。
ハンドクリームの配送も途中で停止の指示を出してくれたらしい。万一届いてしまったら受け取り拒否してほしいとも書いてあったけど。
(結果的には、停止の指示が間にあったみたいで、うちには配達されなかった)

そして、丁寧にごめんなさいと言ってくださり、すぐにラベンダーのリップクリームを送る手配をしてくれたようだ。

ここまで読んで、気持ちがほっとして、もやもやは晴れて出勤することが出来た。

その案内人は夜中のシフトのようで2時台にメールをくれていた。
眠らぬ密林を支えている人。

案内人もいろいろなタイプの人がいるのだろう。

また、2人目の案内人に会えるかわからなかったけど、私は昨日、仕事から帰ってきてからありがとうメールを返信してみた。

二番目の案内人さんへ

数万円の買い物をしたときも、するりと配達されて何にも不安に思わなかったけど、リップクリーム1本が届かないだけでとても心配だったこと。でも、二番目の案内人さんのおかげでちゃんと手元にラベンダーのリップクリームが届いたこと。迅速で適切な対応をしてくださって、とても感謝していること。


その場かぎりのお付き合いだから、自己満だけど〜と思ってたんだけど。

今日の夜、またメールチェックをしてみたら、三番目の案内人から、お礼メールのお礼が入っていた。

どうやら、三番目の案内人さんが、そのありがとうメールを読んでくれたらしく、そのメールのことは担当してくれた二番目の案内人さんに必ず責任を持って伝えます、

と書いてあった。三番目の案内人さんもよき人!
静かな気持ちで感謝。
今回は返信はしていないけれど、もういいかなあ。キリがないしね。


一番目の案内人さんのことを私は怒っていたけど、それも消えてしまった。
むしろ、私のメールに棘はなかったか。

相手は鏡、なのかもしれないな。

なんて、省みたり。



密林にはたくさんの人が集まってくる。

嫌な思いをすることもあれば、嫌だと思ってたら、逆転、よき人がそこにいることがわかって嬉しくなることもある。


細い川の端っこで。