シュウ(仮名)はなにかと言えばつっかかってくる。

彼女がほかの子をからかって遊んだりしていると、必ず近づいてきて、
「ひゅ~♪ラブラブぅ」
と意味不な冷やかしを投げ掛ける。

それがことあるごとに。帰りの会が終わり、靴を履き替えるまで続くこともあるのだ。

彼女は、シュウが掃除の時間、とんちんかんなことばかりして以来、イマイチな印象を持っている。
なにかと言えばたわいないこと。

「バケツのお水、汲んできて~」
戻ってきたシュウの持ってるバケツには深さ数センチの水。

「雑巾、洗えないでしょ。もう少し汲んできて、」
彼女にダメ出しされ、シュウはもう一度往復。今度は縁から溢れそうなくらい、なみなみと汲んできた。

「雑巾入れたら、水がこぼれるでしょ!」
と、ため息を彼女はついた。

という訳で、シュウは加減を知らないやつ認定を受けた。

廊下の窓を閉めるときも、
「お前には届かねえよ」
と嫌みたらたらの体で、彼女に閉めさせてくれなかった。

「べつに閉めてくれなくていいし!」
とご立腹な彼女なのであった。

そこは可愛らしく、
「閉めてくれて、ありがと(はあと)」
くらい言えてこそ、女子力の鍛練につながるだろうに…

多分、シュウは彼女のことを…
違うのか?違うにしては、絡むね、確かに。

あー、思春期前夜の子供の話は、楽しいな。
駄目親確定だあね。

おわり☆