もうシリーズ4回目という・・・
サイコセラピー自体は在学期間フルに通っていました。
なので2年間、週一回、ホリデーを除く。
という感じで。
自分で決めたトピックを飲み込み受け入れられるようになったのは
それこそセッション最終にかかった頃です。
2年近くかかってますね。
1年目は、出国前にあったあれこれの整理。
自分で語って掘り下げて、思い出し泣き。
涙の理由を聞かれ、更に掘り下げて泣き。
泣かないセッションなんてほとんど無かった気が。
帰る頃にはハンカチぐっちゃぐちゃですよ。
面白いことに、自分で語っていくと自動的に掘り下げていくんですよね
核心にどんどん近づいていくんです。
ですが、核心はめちゃくちゃ痛いししんどいので涙が出ます。
時々回避もします。
回避しようとしたらセラピストが引き戻しに来ます(ひぇぇ)
直面したり、見なかったことにしたり(否定)それの繰り返し。
あと、夢の話もします。
精神分析といえば夢分析!
変な夢を見た、と言えばセラピストが「キタコレ!」と食いつき(笑)
自分の見た夢について分析してくれます。
決して夢占いではないので(笑)
現状を象徴化したものなんじゃ無いかという解釈で終わりますが。
ただこの夢分析も自分の感覚を元にするので
まぁつまり自分で分析するようなもんです。
答えは自分の中に。
2年目は、1年目でたどり着いた結論をまだまだ延々議論。
というのも
やっぱり違うんじゃ無いか、なんて言って結論(大抵認めたくないやつ)を否定するような動きが出るからです。
記憶には無いですが、多分あったと思います。
私の場合は否定にかかると、必ず現実で打ちのめされることが起きたので、否応なく認めざるを得なかったのですが(汗)
この辺になると涙も少なくなっていたかなぁ。
そして、何より自分がもの凄く前向きになっていた気がします。
この決まった時間、決まった曜日に、自分と向き合う、ということ。
これがどんなに重要で大切だったことか。
どんなに忙しくても、辛いことが起きても
「自分」が「自分」に戻すことが出来るのです。
自分のための時間。
ともすればセッションのこととか、他の色々なことで自分は翻弄されがちになりますが、この時間だけは「自分」のためのもの。
そして自分のことを考えるためのもの。
対人援助職に就く人には大事なことなんじゃないでしょうか。
そんな気づきのあった2年間でした。
勿論、個人的な問題も解決できたのは大きかったですし
今後サイコセラピー系音楽療法を展開するに当たり
クライエント側に立つ経験はやっぱり大事でした。
そりゃあカリキュラム必須ですよね、と。(ただし費用は自分持ち)
そんなわけで
サイコセラピー(精神分析)とは
自分で自分をえぐって傷を見つめ、受け入れ、昇華するもので
時間はえらくかかるし
自分次第の気合いが必要な心理療法です。
ただ、それを乗り越えた先には
確実に新しいpositiveな自分があります。
心の傷は時が解決して・・・くれません!!!
自分が立ち向かわないと癒えません。
そのプロセスを支えるのがセラピストです。
SMTSでは、そのプロセスをお手伝いいたします。
音楽を通すので、幾分やりやすいかと思います。
お手伝いの必要な方は、どうぞご利用くださいね。
実録集、おしまいです。