2月――――

この時期になったら思い出す

数年前の長女の突拍子もない行動。 

 

 

大阪のエスモードを卒業してすぐの春

「パリに行ってくるね♪」といってさっさとフランスに飛び立った長女。

 

当時、エスモードのパリ校に留学していた友人のところに居候するというのです。

 

フランスに行くなんて、何十万もかかるだろうし

そんなお金は出せない、といったら

航空券だけなら10万もかからないから。

 

といって私のカードを持って

うんもすんもなく

ぴゅ~~~と飛んで行ってしまいました。

 

あ――――思い出したわ、この娘。

小学校時代、壮絶ないじめにあっていた娘は

学校以外のところに居場所を作っていました。

 

日本一周する船の旅に1人で行ったり、

キャンプの会みたいな団体へずっと参加していたりと

1人行動は平気な子供だったのです。

 

 

 

私が言えたのはただ一言

「遊びに行くんなら許さないよ」

 

 

この時期、パリはまさにパリコレ一色キラキラ

留学していた友人宅に居候し

別の友人が入っていたオランダ人のデザイナーのアトリエに潜り込むことに成功。

 

まんまとパリコレに参加したのです。

 

 

 

 

たまたま日本人のスタッフがいたので

言葉はどうにかなったそうですが

フランス語はもちろん

英語もまともにできないのによく行ったなと。

 

夜昼なく、寝る間も惜しんで働き詰めだったそうです。

コレクションが終わった後の、メゾンでの販売のお手伝いもしたのだとか。

 

観光ビザで行っていたので収益を得ることはできませんでしたが

そのデザイナーの洋服をもらっていました。

 

パリコレに参加できた事は、かけがえのない体験だったと思います。 

周りの人々に恵まれた本当にラッキーな娘。

 

滞在期間中、私のカードを使って

イギリス、ベルギーとかにも行っていたようで

その後の請求額に愕然としたのを覚えています。

 

 

 

行きたい!

じゃなくて

行くから。

 

 

親のひいき目はあるけど

1人の人間として、このスタンスはあっぱれ!

と言うしかありません。

 

 

帰国後はあるデザイナーさんのアトリエで働いていましたが

これでは食べていけない、と試行錯誤し

いろんなことをしていました。

 

私はなにがなんでもファッション系の仕事でなくても

食べていければいいと思っていたので、何をしても見守るだけ。

 

 

一番驚いたのは

某デパートが運営するファッション雑誌のライターの仕事についた、と言って

いきなりアンジェリーナ・ジョリーの写真を送ってきたとき。

 

なにこれ何の写真!?

と聞いたら、

「マレフィセント」の公開記念イベントに来日していた

アンジェリーナ・ジョリーの取材に先輩ライターさんと一緒に行った♪

内緒で取ったやつだから見せたらだめよ、と。

 

2014年のことですね。

はぁ~、なんかラッキーなやつだなぁ、と羨ましかったですね。

 

ライターの仕事を経て現在は総合の広報部に異動になったと言っていました。

ファッション関連だけでなくイベントの企画や

季節イベントの手伝いとか忙しそうにしています。

 

昨年末に帰ったとき、仕事の話をしてくれましたが

デパートの裏事情なんかを聞けて面白かったです(笑)

 

田舎暮らしの私には刺激的な話で、それが一番のお土産でした✨

 

 

 

 

 

 

 

 

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