花冷え | stella d'argento /silver star

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銀星は瞬き、遥か彼方をも照らす。




待って過ごした 残り一駅の時間




恐る恐る口にした言葉は





メールの文面と地下鉄の音の狭間に





いとも簡単に消えてゆきました






いつも一番大事なことを届けられないので




もうそういう巡り逢わせなんだろう と




自分の何処かが告げるのをまたも気付いてしまいました






道すがら眺めた桜の花は白く冷たく




凍るような風に枝先を揺らしていました





呼吸に合わせて零れ落ちてしまうのを





成す術も無く受け入れるしかないのです