風の吹くままそれはきっととても小さくて見逃してしまったり手にしたつもりが掌から零れてしまったりほんの一瞬のすれ違いだったり些細なきっかけに過ぎないそれでも不安や怖れが大きく成長してしまうのは己の弱さもあるのだろうけれどそれだけ大切なことであるという証拠でもある風見鶏のようにくるくると時々方向を変えてみて吹かれる風に偏っていないか確認をしていけば良い