思い込みシェフ 29 | ライフ イズ ビューティフル 8

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自由な発想で自由な走り! 開放感を求めて突き進みます!

80年代へタイムスリップ!

前回は、こんなことを言ってました(^^)

思い込みシェフseason1  思い込みシェフseason2


学校の先生になりたいという夢・・・

その時の私は、まだことの重大さ?に気づくことはなかった。

とにかく応援したいという気持ちでいっぱいだった。


「・・・」


(´∞` )


マユミちゃんは黙りこんでしまった。

少し、こちらをみているような?・・・そんな気もしたが・・・。


「どうしたん?」


「別に」


そう答えるだけだった。

なんだか、一瞬気まずくなったような気がした・・・。


学内はあちこちで盛り上がっていた。

それぞれの催場は色とりどりに趣向がこらしてある。

ゲームひとつであっても、ゲームウォッチやファミコン的なものから、

体感ゲーム、たけし城を小さくしたようなものまで色々ある。


それからは、マユミちゃんと2人であちこちを歩いた。

どんな話をしていいのか分からなかった。

その間、マユミちゃんは、何か言いたそうな感じに思えた。


私は・・・ダメだな・・・。


正直なことを言うと、こうやってあらためて二人でいると、

緊張してしまっている自分がいた。

はっきり言うと、何を喋っていいのか分からないのだ。

たとえ1秒でも、沈黙がとても長く・・・苦しかった。


いったいどうすれば良いのだ!


(><)


マユミちゃんの夢について、もっともっと聞いたり話したりもしたいし、

他の話も、いっぱいいっぱい・・・。

こういうときこそ積極的に!

・・・とはいかなかった。


(><)


なんだか・・・ただ単に時間が過ぎてしまったような・・・。

私は、1号のようなタイプではないため、こういう時はかなりのヘタレであった。

こういう時に1号のような攻撃力があれば・・・と思った。




そんな中、時間も過ぎ、ある程度、学内を回り終えた時・・・


「お~い!」


私を呼ぶ声がする。

ふと見ると、1号とミキちゃんであった。

なんだか、私とマユミちゃんペアよりも楽しそうだ。


「おもしろい!」

ミキちゃんが言う。


何が面白いのか分からなかったが・・・。


「1号さん、楽しい♪」


∑(゚Д゚)


えぇ!?どういうことだ??


「あらら、急接近?」

マユミちゃんが問いかけた。


「そうだ!ミキと付き合うことになった!」


(((゜д゜;)))


な!?どういうことだ?


「あはは(笑) さっきのステージでね」


ε=( ̄。 ̄;A


私は、ホッとした・・・。

でも、たしかに急接近かもしれない・・・とは感じている。

私はミキちゃんに聞いてみた。


「結局、あの後どうなったの?」


「ぷぷ(笑) チーフは悪者(笑)」


「やっぱりそうか」


って当たり前だ!放棄したんだからな。


(^^;


「でも、盛り上がってよかった。ありがとね♪」


「あ、何もしてないけど・・・1号のおかげやな」


「あはは(笑)」



「で、なんだけど♪」


1号が言う。


「ミキちゃんが1日だけ付き合ってくれることになった」


ヽ((◎д◎ ))ゝ


私と、マユミちゃんは顔を見合わせて驚いた!


「まっ、お礼も込めてね。1日だけデートしてあげることにした」


Σ(゚д゚;)


私は驚いた!1号の奴!

本当に、ミキちゃんのハートをつかみかかっているような気がした!

私はどうすればいいのだ!って!?言っても仕方ない・・・。


「チーフも一緒にどう?」


ミキちゃんがそう言うと、すかさず1号が切り込んでくる。


「チーフは悪者だから、最後まで悪者でいなきゃダメだね」


「あはは(笑)」



┐(-。ー;)┌



私はもうどうでもいいやと思い始めた。

そんなたわいもない話をしていると・・・


「じゃあ、私は催場の方へ戻るね」


マユミちゃんがそう言い・・・戻ろうとした。


「じゃあね♪またバイトで♪」



そうやって戻っていく途中・・・

その姿を見ると、なんだか・・私はやり残した感に苛まれる。

私は、後を追いかけた。


「あ、マユミちゃん・・・」


「ん?どうしたの?」


「ごめんな」


「え?なんで謝るの?」


「いや・・・」


なんか、精一杯だった。


「あはは(笑) なんか、ムリしてない?」


「え!?」


「ミキちゃん?気になる?」


「いやいや、そんなんじゃないよ」


「また、バイトでね♪」


「うん」


なんだか、腑に落ちない感じだったが・・・


「マユミちゃん?」


「何?」


「また、ゆっくりとね」



(*^.^*)



マユミちゃんは雰囲気を察してか、ニコっと微笑んだ。



ヾ(*^▽^*)o



そして、私に手を振りながら催場に向かった。

これで良かったのかな・・・。

そう思いながら、1号とミキちゃんの元へ戻った。


「私も催場に戻るね」


ミキちゃんもそう言った。


「じゃあ・・・僕らは・・・」

1号も言う。


「私はマユミちゃんと、さっきひととおり見たから、もういいけど・・・」


「僕も、もういいや」


「なら、帰ろうか」


ゆっくりしようかとも思ったが、今日はこれで帰ることにした。

個人的には十分に楽しんだ。


「じゃあ、またバイトで」


ミキちゃんも、そう言うと催場に戻った。



帰る途中、1号が私に見せてくれたものがある。


「これ見て」


「なんやこれ?」


「ええやろ?」



σ( ̄、 ̄=)



なんか?運転免許証?のようだった。

学内のどこかで手にいれたらしい・・・。


よく見ると、『死ぬまで有効』 とかかいてあるぞ!



\(゜□゜)/



「なめんなよ!」


「は!?」


「なめねこ(笑)や!」


「・・・」


「なめられたら無効ってのもあったわ(笑)」


「しょーもない」



30へつづく