80年代へタイムスリップ!
前回はこんなことを言ってました(^^)
⇒http://ameblo.jp/stella4552/themeentrylist-1-10059569045.html
「赤ちゃんが出来たの・・・」
Σ(゚д゚;)
私は、自分が思いもしない返事だったので、一瞬、戸惑った!
「え!?」
「・・・」
((゚m゚;)
返す言葉に困ってしまった・・・。
なんて言ったらいいのか分からない・・・。
そしてその時、受話器の向こうにいるタエちゃんは、
本当に泣いているような感じがしてならなかった。
(ノ_-。)
・・・。
・・・。
沈黙がしばらく続き・・・
「今から、学園祭・・・だよね」
「あ・・・うん・・・」
タエちゃんが、なんとか話してきた言葉に、私はうなずくことしか出来なかった。
なんてことだ!どうしたらいいか分からない!
o(TωT )
そんなことを思う一方で・・・
『タエちゃんは、いったい何を考えているんだ!』
何だかタエちゃんを軽蔑する自分もいた。
先日の件もあるから余計である。
今の時代、やはり子供を先に作ってしまうことは、親、兄弟姉妹、
そして世間的にも、あまり良くは思われない。
ましてはこんな田舎では尚更だ!
そんな嫌な噂は、すぐに村中に広がってしまう!そんな時代なのである。
しかし数年後、少子高齢化に突入。
結婚する前に子供が授かったことは、
おめでた婚など、考え方が少しづつ世間にも理解されてくるようになる。
その後、20年も経つと、悪くいうような奴はほとんどいない。
むしろ、祝福の感がある。
『子供って?相手は誰なんだ?』
そんなことが脳裏によぎりつつ・・・
そういえば、この前、タエちゃんが悩んでいるとか言ってたのは、
このことだったのか!?まさか!?でも!?なんで?
私を家に連れていったのも・・・
(?o?)
私は、益々分からなくなった。
寂しかったのか? それとも?・・・色々な想像がよぎる!
タエちゃんとは、何もなくて・・・間違いがなくてよかった・・・
一方で、その時、少しでも下心を抱いていた自分が恥ずかしくなってきた。
(><)
『でも・・・あれはタエちゃんが・・・』
そう心の中で思う私がいたのだが・・・
ん!?ひょっとして!?
( ̄□ ̄;)!!
私はハッ!とした!
もしかして、あの時の私と同じように、
アホになった奴が他にいたのかもしれない・・・
いやいや、それとも付き合ってる男性がいたのか!?
そんな気配はなかったように思ったが・・・
いや恋人がいたとするならば・・・
じゃぁ・・・なんで私を家に連れ込んだのだ!
(゚ペ)?
分からん!全然分からん!
「タエちゃん?」
「・・・ん?」
私は、どこかで軽蔑している気持ちを抑えつつ言った。
「今は、家では1人だよね」
「うん」
「1人で居れる?」
「うん」
「そっか・・・」
ここは、普通に何か優しい言葉でもかけてあげればよいのだが、
私には、その言葉が見つからなかった。
むしろ、今はそっとしておいた方がいいと思ったのだ。
「タエちゃん、とりあえず1号と2人で学園祭いってくるけど・・・」
「・・・」
「今日はゆっくり休んでおいで」
「・・・うん」
「また、連絡する」
「あ・・・ありがとう・・・」
そう言って、私は受話器を下した。
(〃´o`)=3
『ふぅ~』
私は思わずため息が出た。
『なんだかなぁ・・・』
そう思いながら、1号のもとへ戻った。
;;;;(;・・)ゞ
「どうだった?」
「ん・・・あぁ・・・」
( ´△`)
「どうしたん?なんか浮かない顔して?」
「いや、別に」
「ふぅ~ん・・・でタエちゃんは?」
「あ、やっぱ体調悪いって」
「そうか~じゃあ、2人でいかんとしゃーないね・・・」
1号には、今はタエちゃんのことは黙っておくことにした。
「そういえば・・・チーフ?」
「なんだ?」
「来たときから気になってたんだけど・・・何?その服装?」
「あ?あ、これか?今、流行りの渋カジや!」
「ぷぷ(笑) 全然、似合ってないな(笑)」
∑( ̄[] ̄;)!
「な!?1号こそなんや!その、竹の子族みたいな恰好は!」
「分かってないな~。ファッションやん!」
なんだか・・・タエちゃんも1号もよく分からない・・・。
┐('~`;)┌
「じゃあ!いくか!」
1号にそう言い、学祭に行こうとするものの、
心のどこかで、軽蔑はしながらも、タエちゃんを心配する自分がいた。
21へつづく