ステラ薫子です。

お仕事は今日までという方もいらっしゃいますでしょうか。

本日は、ゆっくりと読んで頂きたいことを、いつもながらしっかりお伝えしていきたいと思います。

 

先日より何度も話題に出ているグレートコンジャンクション。
占星術でも一大イベントですが、天文学的にも一つの大きな天体ショーでしたね。
皆様、木星と土星の接近を実際に目でみることはできましたか?
スタッフが偶然にも撮影した写真がこちらです。


国立天文台によると、木星と土星は約20年の間隔で接近しますが、軌道の傾きの影響で毎回見え方は違います。今回は、見た目にもハッキリわかる接近で、とても見ごたえがありました。
400年ぶりの大接近です。
過去の大接近は1623年。天文学者ガリレオ・ガリレイが活躍した時代までさかのぼります。
当時は太陽に近い位置での接近だったようで、もしかしたら観測は難しかったのではないかという話もあります。

この天体ショーを始まりとして訪れる風の時代は、変革の時代
これから200年以上続くこの時代ですが、時代は「火地風水」の順で巡るので、前回の風の時代は西暦1186年までさかのぼります。
1186年に天秤座でグレートコンジャンクションが起きたそのとき、なんと日本では、ちょうど鎌倉時代の幕開け!
風の時代はそれから1425年頃まで続きます。
鎌倉に続き室町を迎え、次第に水の時代に入るとともに、戦国時代へと突入していきます。
火の時代は1600年頃から…まさしく江戸時代。日本がどんどん華やかになっていきますね。
そうして1842年頃からが地の時代。幕末から現代へと『国』としての安定を築き、今また風の時代…まさに、時代の移り変わりによって世の中が大きく変化することの繰り返し。
見事に日本の歴史とグレートコンジャンクションのタイミングが一致していて怖いくらいですが、そのころがどういう時代だったかということを考えると、これからの時代が少しずつイメージ出来るのではないでしょうか。


壇ノ浦の戦いで源氏が勝利したのが、1185年。
貴族の世の中から、武士の世の中へと、大きく舵を切ったターニングポイントといえるでしょう。
平氏は、天皇と姻戚関係を深くしていくことで台頭していきますが、次第に力にまかせて独裁政治を進めていった平氏を打ち負かし、武士の時代へと大きく情勢を変えたのが、源氏。その翌年に起きたグレートコンジャンクションとともに、風の時代へと突入していくのです。
この変革の大きな要因を担っていたのが、実は私の祖先、別当(べっとう=熊野三山を統括する人)湛増(たんぞう)。
伝承では武蔵坊弁慶の父としても描かれている恋多き人ですが、『平家物語』などによれば、源平合戦の時、別当湛増が、社地の鶏を紅白2色に分けて闘わせ、白の鶏が勝ったことから源氏に味方することを決め、熊野水軍を率いて壇ノ浦へ出陣したと云われています。
このときの占いではなんと7対0で白の鶏が勝ったとのことで、水上で強かった平氏に対して、陸のほうが強かった源氏に水軍を率いて加勢したきっかけとなるこの占いは、歴史においてもとても大きな出来事だったのではないでしょうか。
このことから、湛増は「闘鶏権現」と呼ばれるようになり、のちに闘鶏神社で祀られ、勝負の神、道を見極める神と、言われています。
この別当湛増こそが、私の祖先であり、熊野の地は、やはり私は世が世なら巫女であったのだと、自分のルーツを強く感じる場所の一つです。20年くらい前に、叔父から家系図をみせられたのですが、そこにしっかりと記されておりました。
風の時代のターニングポイントに大きく関わった人の流れをくむものとして、私も自らの感性を生かしてこの時代を躍動していきたいと願う次第です。

以前の風の時代も、京の都という安定した中心地が崩れ、長く続いた平安の世が大きく変わりました。わかっていることやこれまでと同じことを繰り返していては生きていけない時代へと変化していったのではないかと推測できます。その後の戦国という混沌の前の『変革期』といえるでしょう。
2021年からの風の時代もまた、これまであたりまえにあったものが形を変え、時にはなくなり、世の中が大きく変わっていくことが予想されます。
その予兆は少しずつありましたね。
技術の進歩により、世界はどんどん近く・狭くなり、一方で色々な問題が一つの都市や国のものではなくなり、環境問題をはじめとして、世界単位で考えなくてはならない課題が多くなってきました。さらに今回の風の時代への大きな出来事といえば、やはり新型コロナウイルスの世界的パンデミックの話題は避けて通れませんね。世界のあり方、生活の仕方、仕事のやり方、一気に変わりました。変化に対応出来る人、そしてグローバルな視野を持って活躍出来る人が、今後ますます飛躍するでしょう。
また、AIの台頭により、仕事の中身やあり方が根本から変化しつつあります。今ある職業のほとんどが、将来なくなると言われて久しい昨今、これからどのような能力を身に着け、どのように生きていくか、それはとても大きな問題だということがわかると思います。

時代は巡り、変化していきますが、ずっと続いているものでもあります。
地の時代の価値観は大きく崩れ、全く役に立たない場合もあるかもしれません。
しかし、地の時代で培った【芯】は大切にしていきましょう。
これからは制約や抑圧がなくなり、自由に羽ばたいて行けそうに感じられる状況が多くなりますが、そんな時こそ大切なのが、あなた自身の哲学です。
あれもこれもと目移りし、飛びついていては、何も身につかないでしょう。
情報に振り回されない【芯】を持つためには、自分自身についてしっかり考えてみることも大切です。
地の時代に自分が大切だと思っていたこと、感じていたこと、それらに中に、実はこだわるほどでもなかったものもあれば、やはり譲れないと思うことが見つかるはずです。まずはそこをしっかりと見つめなおすことです。


また、あなた自身に選ぶ基準が必要です。
そのために重要なのは【学び】
知っているからこそ、選ぶことが出来るでしょう。
まずは、あなたの中にざまざまな知識と経験を蓄えてください。
風の時代は、どんな知識が何に役立つか、思いもよらないところで繋がる場合があります。
あまりジャンルなどにこだわらず、ピンときたものをどんどん学んでみましょう。
【学ぶ】というと机に向かってガリガリ知識を仕入れる…とイメージしがちですが、つまりは知らないことを知るということです。あなたの内面をどんどん広げてくれるきっかけにもなるはずですから、新しいことに飛び込むことを恐れず、チャレンジしていく2021年にしていきましょう。
そして、2023年くらいまでは、どんどん学んでいく時期です。そうして成熟した風の時代を、思い通りに乗りこなしていきましょう。

皆様のこれからが幸多いものになることを願って、これからも発信していきたいと思っています。