ステラ薫子です。
東京ではアラートが発表され、どうなることかと思いましたが、一進一退しつつも、少しずつ前に進んでいきたいところですね。皆様のお住まいの地域では、いかがでしょうか。
しかし、最近はまた別の問題がひそかに広がっているように感じます。
番組が発端の一方的なSNSでの誹謗中傷問題や、アメリカに端を発した黒人への差別に対する抗議活動もそう。
そういった負の方向への変化もあれば、zoomで歌を歌ってみたり、飲み会をしてみたり、何とか楽しみを見つけようという行動も。
動けない状態の中で、内側からくる衝動を持て余したり、上手につきあったり。
いい方向へ発散できているうちは良いのですが、次第に問題行動へと向かっていっているようで、気がかりです。今回は、【ストレス】と【キャパシティ】を紐解き、二回にわたってこの難局を乗り越える方法を、皆さんと見つけていきたいと思います。
さて、ひそかに広がりつつある、不穏な空気の原因は何でしょうか。
もちろんサービス業や販売業、飲食関係の方は、試行錯誤、厳しい状態が続いていることは憂慮すべきことですが、テレワークが進み、外出を自粛してみて、満員電車がなくなり、無駄な会議がなくなり、自分の時間が増えて、ラクチン！…と思った人もいらっしゃったのではないでしょうか。
仕事の仕方、もうずっとこれでいい！なんて意見も、耳にしたりしました。
私自身も、別に会社に来なくても仕事が出来るのだということがわかり、仕事の断捨離と人間の断捨離ができたというのは、以前にもお話いたしましたね。
【ピンポイント】での【効率化】が、いやおうなしに一気に進みました。
その代わり、【余白のコミュニケーション】というものがなくなってしまったのではないでしょうか。
私も、ちょっとした合間の時間で、コーヒータイムやブレイクタイムを、一人で過ごさなくてはならなくなりました。
全ては自分次第、想定内。
人間関係のストレスが無い代わりに、刺激もなく、癒しもありません。
会社に行って誰かとランチも出来ず、今日も在宅テレワークでウーバーイーツ…
そういう状況になって、コミュニケーションのあり方が閉ざされてしまったのではないでしょうか。
いかに画面越しに顔を合わせることも出来るとはいえ、人間対人間の、血の通ったコミュニケーションが保たれません。
一人が好きな人、話したり会ったりするのが好きな人、インドア派、アウトドア派、人それぞれ、この状況に対する耐性は大きく違っているでしょう。
しかし、少なくとも、人は人で安らぎを感じるのです。
「フレデリック大王の実験」というものをご存知でしょうか。
産業革命後のヨーロッパで捨て子が増え、修道院で修道士が育てるということになったとき、フレデリック大王は修道士にマスクをさせて、目も合わせず笑いかけもせず、ふれあいを一切しないで赤ちゃんを育てる実験をしたのです。むごい実験ですが、なんと、実験が終わらない間に子どもはみんな死んでしまったのです。
人とのふれあいで、痛みを知り、相手はもちろん、自分の命も大切にすることができる…。
それが肌で感じられない、血が通わない状況は、どんな人にもいずれストレスを与えることは間違いありません。
ある程度の、人間のキャパシティというものがあります。
ガマンできる、耐えられる、そういうキャパというものは、皆さんも実感するところではありませんか？
キャパ次第では1週間と持たない人もいるかもしれませんが、耐性がある人にも限界がやってきます。
三日坊主という言葉がありますね。
３という数字は区切りとしてよく使われます。3日、30日、3か月、…ここが人の限界ポイントです。
イベントの自粛や休校が要請され始めてちょうど、３～５月と、3か月が過ぎました。
６月に入って、これからやっと自分のストレスたまってたものが外に出て、友達とご飯を食べたり、近況報告をしたりしたいところに、またなんだかスッキリしない日々が続きます。
自粛のストレスは、火星と月、感情と行動のぶつかり合う星回りと一緒に、まずは人間の内側で始まり、広がっていきます。
それが噴出し始めるのが、人のキャパシティを超えたときなのです。
負のエネルギーというのが、蔓延し始めているように感じます。
本来は、心のケアをしっかりしていかなければならないのに、あまりにも長く続くと、どんなに頑張っている人でも、どんなにプラス思考の人でも、どんなにパワーがあって思いやりがあってキャパが大きい人でも、限界がやってきます。これは普通のことです。
バランスというものが、とても大事なときになってきていますね。
では、どうやってバランスを保っていけばいいのか？
ステラ流に、占星術的な観点から、また、無理やり頑張るといった精神論ではない、誰もが少しずつ取り入れられるような行動指針から、次回紐解いていきたいと思います。
キーワードは、【フィックスサイン】と【キャパシティの拡大】。
今回は、ちょっと暗くなってしまうような問題提起が主な話題となってしまいましたが、皆様の心が軽くなるような、そんな【開運の法則】をお届けしたいと思いますので、お楽しみに！