ステラ薫子です。

少し前に『少彦名命のお告げ』のお話をしましたが、先日ニュースで少彦名神社の話題を見かけてびっくり。

今、大阪にある少彦名神社が、ウイルス退散を祈願する神社として話題を呼んでいるとか。

先日もお話しましたが、少彦名命は、知恵と医療の神様。

そして大阪の少彦名神社には、この少彦名命とともに、中国医薬の祖神である「炎帝神農」が祀られているのだそうです。

やはり私の夢に出てきて下さったことには意味があるようです。

皆様のお近くに少彦名命を御祭神とする神社がありますでしょうか?調べてみて、その方向に向かって手を合わせてみるのもいいですね。そうでない方はぜひ、この写真からご利益を・・・


さて、本日の本題。

先日、出雲ならではの【神迎祭】についてお話しましたが、いよいよ本日は、その時に一緒に巡った3つの神社の最後、出雲大社を後ろのほうでひっそりと(?)支えていらっしゃる、スサノオノミコトを祀る神社について、お話したいと思います。


◇◆ 須佐神社 ◆◇

スサノオノミコトを御祭神とする神社は全国に相当の数がありますが、その名のついた『須佐(スサ)神社』は、唯一その御霊をお祀りしているところ。つまり最後に亡くなられた場所なのです。
 
出雲大社からほぼ真南に位置しています。

 

八幡神社も氷川神社もスサノオノミコトですが、御霊が祀られている神社ってどういうところなのかと、ずっと一度は行きたいと夢見ていた場所。

いざ来てみると、野原が広がり、どこに神社があるのかと思うような場所で、道路脇に見落としてしまいそうな看板で、「須佐神社はこちら」と書いてあるくらいです。
 
素朴で、本当にここなのか?と不安になるくらい。
その中には、畳敷きの本殿があり、とても質素で、落ち着ける場所でした。
 

 

こちらでは七不思議が有名ですが、私が気になったのはこちら。
亀のような形に組まれた石。
 
その上にお金が…
置くとご利益でもあるのでしょうか。
調べましたがよくわかりませんでした…
神社はいざ訪れてみると、有名な情報以上に様々な発見がありますね。

 

暴れん坊のスサノオノミコトがお隠れになって最後の御霊が、このような素朴で清々しい場所に眠っているというこのギャップ!
 
本当に訪れてよかったと思える、心洗われる場所でした。


◇◆ 神社巡りに想うこと ◆◇

さて、私が巡る神社などの旅ですが、よく聞かれることがあります。

 

『神社を一日にいくつも回っていいのか?』

 

これについては、自分の好きなところに行けばいい、というのが答えです。
出雲大社をメインとするならば、同じ御祭神のところに行かなくてはならない、とか、この御祭神とは相性が悪いので一緒に巡るとご利益がなくなる、などといったことはありません。
あなたが気になった場所へ行ってみましょう。


わかりやすいのは、ご利益で選ぶことですね。
ご縁が欲しい、仕事でも成功したい、子宝に恵まれますように…などなど、なんでもいいのです。欲張って複数の御利益を巡っても大丈夫。
神様はそんなに心が狭くはありません。

 

ただ、しいて言うならば、行く順番は少し考えてもいいかもしれません。
泊まっているホテルから近い、とか、この神社に行ったら近くにこの神社がある、といった地理的なことを優先してももちろん構いませんが、そうでなければ、ストーリーを大切にしてみるといいでしょう。
例えば今回なら、神魂(かもす)神社が一番先で、八重垣、須佐、そのあと出雲へ。
イザナミとイザナギという先祖にお参りしたら、その子のスサノオ、そして子孫である大国主の出雲へ。上から行くのがオススメです。


ですから、御祭神やご利益など、事前準備である程度は知識を仕入れてから行くほうが、何倍も楽しめますし、受け取ることが出来るエネルギーやメッセージも何倍にもなるはず。これはぜひともオススメしたいポイントです。

 

 

また、神社を巡ることに関連して、

 

『お守りやお札はいくつも買っていい?』

 

という疑問も耳にします。
よく、いくつも持っていると神様がケンカするという話もありますね。
しかしこれまた、神様はそんなことでケンカはしませんし、神様はみな繋がっています。
かわいいのがあったから欲しい、せっかく来たのだから記念に…という感じで構いません。


ただ、擦れるのは好ましくありません。そのままお財布に入れるといった形ではなく、お守り袋に入れたりすると良いでしょう。


また、すごく古いものがずっとあったら汚れてしまうのは避けられませんから、新しいものに変えたらいいのです。
ということは、一年で必ずしもお焚き上げしなくてはならないというわけでもありません。
汚くなったら、もしくは、私にとっての出雲や伊勢のように数年に一度という頻度で訪れるような場所のものであれば、次に訪れるときに新しいものにするというのもいいでしょう。
特に伊勢などは、10年間持っていてくださいとも言われます。
ただ、同じものは一枚で十分です。コレクションで古いものもずっと取っておく、というよりは、新しくしたら古いものはお焚き上げしていただきましょう。
そして、お焚き上げは近所でもちろんOK。できれば後祭神が同じところがいいですが、そうでなくても大丈夫です。

 

全てはご縁です。
インスピレーションを大切にして、少しずつ勉強もして意識を高め、そしてそれが、あなたの内面の充実に繋がることを願っています。
参考にしてみてください。