ステラ薫子です。
先週飛び込んできたトルコのクーデター未遂の事件は驚きました。
すぐに鎮圧されたと聞きほっとしていたのですが、日を追うごとにエルドアン大統領の強権ぶりを伝える情報が続いており、不安を覚えます。世界がざわついてきているのでしょうか。
イギリスのEU離脱が落ち着きを見せ始めた頃に起こったこの事件について、占星術で見てみました。

まずはトルコの運勢です。
2年ほど前にストレス運、判断ミス運が入っています。これは首相だったエルドアン氏が大統領に就任した頃です。昨年はパワーのある人たちが活動を起こす時期でした。
そして現在は木星・土星のミッドポイント軸、変化を暗示する運勢と水星・木星のミッドポイント軸、営業活動の運勢が入ります。


国が国民と一緒に大きく変わろうとしています。新たな法律が作られたり、国の方針が変わっていくような大きな変化。それが起ころうとしているのです。
2017年には立て直しの運勢が入り、2018年ごろに運気は安定。しかし2019年には迷いの運気が入り再びこの国は変動のときを迎えることになります。

続いて今回の事件の主役でもあるエルドアン大統領を見てみます。
「強さ」を感じさせる威圧的な印象を受ける方ですが、ホロスコープを見ると違うようです。彼は性質に影響を与える星、太陽、水星、金星すべてが魚座です。
本当は優しく温かな人なのではないのでしょうか。
ただし水星と火星が90度の角度を取っていますから、強引な行動に出る傾向はあります。


軍部がクーデターを起こしたと情報が入った後、国民が政府の味方をして占拠された空港を取り返したという話も聞きました。これはエルドアン大統領の人柄が国民に好かれていたということを示しているのかもしれません。

さて、彼の運勢ですが、現在は責任感が強まる運勢。続いてカルマ業行の運勢が入ります。これはスキャンダルや判断ミスの運勢、そしてその後、3年半運勢の動きがありません。あまりよい運気の時期ではないようです。


トルコと大統領の運勢を見る限り、このクーデターが起こるのは運命的なものだった。
そして流れからいくと成功するはずだった。それなのに現政府が巻き返したのは、エルドアン大統領のパワーと人柄なのからかもしれません。


ただし「変化」の波は今後もトルコを翻弄していくことになるでしょう。
トルコは目を話せない国のひとつだと思いますが、よい方向へ進展していくことを願っています。