こんにちは、ステラです。



今回はイタリアのカプリ島を訪れた時の

お話をしたいと思います。




以前ボンペイの古代遺跡を見学するために

イタリアのナポリを訪れた時、



時間の関係で訪れることの出来なかったカプリ島。



私はこの島にある有名な「青の洞窟」を、

常々自分の目で見たいと思っていました。



カプリ島は、

イタリア南部、ナポリ沖合いに浮かぶ小さな島。




深い青緑色をたたえた海と、

そこからそそり立つ断崖、そして島の緑……。




美しい風景と温暖な気候は、

古代ローマ帝国の皇帝さえも魅了し、



紀元前1世紀、皇帝アウグストゥスは、

この島全体を別荘地として購入。



そのあとを継いだ皇帝ティベリウスは、

この島に住みついて、半ば隠樓しながら政務を行ったといいます。





また、カプリ島は、イタリア屈指の高級リゾート地で、



各界の著名人がバカンスを楽しむ場所として知られ、

高級ホテルやブティックも島の高台に軒を連ねています。




私も例外ではなかったのですが



多くの日本人旅行者は、

青の洞窟だけを見るとすぐに帰ってしまう。



しかし、多くのイタリア人セレブたちは、

海上に浮かぶこの別天地で、

日常を忘れて何日も過ごすのだとか





そんな魅力的なカプリ島へ

私は、ナポリの港から水中翼船に乗り

目的地を目指していざ出発!






穏やかな海から立ち上がるオーラも、

また美しいエメラルドグリーンの色をしていて





その色に私は、

私が18歳の時に霊感を得るきっかけともなった、

突然浴びたフラッシュのエメラルド色を思い出しました。



40分ほどでカプリ島の玄関港、

マリーナ・グランデに到着。



カプリ島には

アナカプリとカプリの2つの街があり

いずれも港近くからケーブルカーで街へと向います。







ケーブルカーの高度が上がるにつれて広がる、

白亜の別荘群と美しい海……。



なんとも言えない、贅沢な風景が広がっていました。



ケーブルカーを降りると目の前の広場には、

カフェのパラソルが連なって並んでいて



私は広場の一角にあるカフェで

食事をしたのですが




こうしてカプリ島の中で食事をしていると

あらためて「遠くまで来たな!」

という思いがこみあげてきます。



その夜は、快適なホテルで一夜を過ごし、




翌日



(ホテルの朝食。フルーツが美味しい♪)

          ↓






いよいよこの島のハイライトである青の洞窟へ。





青の洞窟は、海に接した洞窟の内部が、

光線の加減によって青白く浮かび上がる神秘的な空間。



この洞窟には入れる日とそうでない日があり

近年に至っては温暖化の為海水が上がってきている為

洞窟に入るのが難しくなってきていると言われています。





私が行った日は、

幸いな事に洞窟までのボートが出ていました。



青の洞窟へは

モーターボートで洞窟の近くまで行き、



そこから手漕ぎボートに乗り換えて

青の洞窟を往復します。



そこで、一般のボートの漕ぎ手と交渉。



私達は列の後ろの方だったのですが

ラッキーな事に、すぐにボートに乗せてくれました。



周辺の海にはすでに薄紫のオーラが漂い、

これから体験する神秘体験への期待を高めてくれます。



波打ち際に半分隠れた青の洞窟の入口は狭く

くぐる際に、頭を下げなければなりませんでした。



内部へ入った瞬間、

私は息を飲み、言葉をなくしましたビックリマーク




中には数十メートルの意外なまでに広い空間があり、

そこに広がる海が青白く光っています。



「なんて美しいんだろう!」

私は心の中で叫びました。



体は、まるで宇宙に浮かんでいるような不思議な感覚で。



ボートの漕ぎ手がオールをひとかきすると、



小さな波がまるでダイヤモンドのようにきらめいて、

青の中へと消えていきます。






洞窟の中にいたのは、

ほんのわずかな時間ではありましたが



その中で私は藍色や紫のやさしいオーラを感じ、

不思議なまでに癒されました。



一度、実際にこの目で見たいと思っていた、

青の洞窟。



その内部に満ちるオーラのエネルギーは、

これまでどこでも感じたことのないものだったのです。



今まで私が世界各地を旅して感じて来たオーラには、

愛、憎しみ、権威、敵意など

さまざまなエネルギーがこもっていて



しばしばそのオーラの持つマイナスな気に

うちのめされることもあり



そんなとき私は、過去の負の歴史が集積してきた

エネルギーの大きさを思ったりしたのですが



しかし、青の洞窟のオーラは、

そうしたものとはまったく無縁の存在でした。



そこにマイナスな気配は一切なく、

かといって愛や好意といった

人間臭い感情もありませんでした。



洞窟は、ただただ神秘的に青く、

静かに“癒し”のエネルギーを漂わせていたのです。



これは、人の手が加わらず、

純粋に自然の営みだけで

洞窟がつくられたことによるのでしょう。



今回のカプリ島滞在は、とても短期間で、

その島の魅力を100%体験するまでには至りませんが、



青の洞窟での神秘体験は

私にとって、かけがえのないものとなりました。



またいつの日か、たっぷりと時間をかけて

この島の魅力に触れたい……



そう強く思いました。