こんにちは、ステラです。



前回のフランス旅行の続きとなりますが、



迫害の末に南仏にたどり着いた

マグダラのマリアが隠れ住んだと言われる



サント・ボーム(聖なる洞窟)に

行ってきた時の話をしたいと思います。





美しく晴れ上がった冬の日、



マルセイユ・タロットの

ワークショップに参加した一行と共に



サント・ボーム山の麓の町

サン・マクシマン・ラ・サント・ボームを出発し、

徒歩で聖なる洞窟をめざしましたビックリマーク






        

サント・ボーム山(聖なる洞窟)

        ↓












ただでさえ滑りやすい雪道に加え

山道はとても険しくて



私は息をハァハァと切らしながら

やっとの思いで山道を登って行きました。


















ようやくのことでたどり着いた

岩山の中腹にある洞窟は、



プロヴァンス最大の巡礼地らしく

神聖な雰囲気を漂わせていて



洞窟内には

薄紫、藍色、エメラルド・グリーンなど、

ブルー系のオーラが満ちていました。




私が洞窟の中に

足を踏み入れた時の事です!!



  (はてなマーク



急に、私の肩のあたりを

誰かに後ろから引っぱられる感覚がし、

金縛りにあったように動けずにいると



闇からのメッセージが聞こえてきました。



―- 「ようこそ。真実の場所へ」―-



これは、マグダラのマリア自身の声だったのでしょうか?



私には、その声が

とても哀しみに彩られているように感じられました。





洞窟内には、

祭壇やマグダラのマリアの像などが祀られてあり、






33年間ここで冥想の日々を送ったという

マグダラのマリアの極限の信仰生活をしのばせました。



この洞窟で私は、

重苦しいエネルギーを感じ続けていましたが、



それは彼女が背負った

苦しみの大きさによるものだったのかもしれません。




キリストの子を身ごもったマグダラのマリアは、

つらい迫害を受けたといいます。




そして、死後もなお、

ローマ・カトリック教会によって差別を受けたのです。



サント・ボームの聖なる洞窟は、

巡礼者が癒しを受ける場所ではなく、



マグダラのマリアの魂こそが

癒しを必要としている場所……。



そんな事を考えながら、

私は厳粛な気持ちで帰りの山道を下りました。






その翌日、

事件が発生ビックリマークビックリマーク



私達が使ったユーロ紙幣が、

その頃フランスを騒がせていた

「ニセ札」と疑われてしまい



一行が現地の当局から

取り調べを受けたのです。叫び



勿論、私達の使った紙幣は

れっきとした銀行で両替したものであり、



結局、私たちの疑いは晴れて、

無罪放免となり



事なきを得て

一件落着となりましたが、



私にはこの出来事が



マグダラのマリアが、

自身の受けた苦難のごくごく一部を

体験させてくれたのでははてなマーク



そんな風に感じられてなりません。



そして、私はその遺志が

伝えられているとも考えられる道具



「タロット」を使いながら、



彼女の思いを私なりに

現代に伝えていかなければならない、と思ったのです。