こんにちは、ステラです。



先日韓国に行って来た時の

お話をしたいと思います。



4月16日、

韓国で船が沈没したという悲報を聞いてから

今日でもう約1ヶ月近くになりますが



このニュースを聞いて

12年程前から韓国を行き来している私は,

とてもいたたまれなくなり



どうしたらいいのか?と思いながらも

何も出来ない自分というのがいて



ただ、ニュースを見て

涙するという状況が続きました。



毎日ニュースを見ていると

色々な問題点があきらかになって来ていますが



それよりも

私が今出来ることは

何なのかな?と自分自身に自問していました。



4月24日頃から

私の夢の中に韓国沈没船の状況が出て来て

それが、日を増すごとにどんどん来るようになり



4月28日にはとてもじゃないけれど

いてもたってもいられない状況になり



このゴールデンウィークに

私は韓国に行く予定はなかったのですが

急遽行こう!と思い



連休のスケジュールをキャンセルし

韓国に行ってきました。



韓国に到着して

お腹が空いた私は、一人で

明洞にある神仙(シンソン)ソンロンタンへ



そしてお店のカウンターに座り

注文をしました。



そういえば…



私が初めて韓国を訪れた時

一番最初に明洞で食べたのが

このソンロンタンだったと

ふとその時の事を思い出しました。



当時は韓国の友人やスタッフと

お店に入って食べていた私が



今では一人でお店の中に入って

料理を注文し、




キムチとカクテキを

ハサミで切りながら



ソンロンタンを

カウンターで食べている。



私も随分変わったな!と思いました。



その日の夜、

私は韓国の社長に連絡を取り



どうしてもお寺でお祈りをしたい!



場所はソウル市内ではなく



どちらかと言うと

海に近くて南よりにある

お寺に行きたい!と言うと



社長は

それだったらと



安城市にあるお寺を3箇所ほど探して頂き、

そこに行く事に。。。



翌日、

途中、ドライブインに

寄れそうもないと踏んだ私達は

事前にキムパプ(海苔巻き)とお茶を買い



12時55分

社長の車に乗っていざ出発!



そして、車の中で

お肉の入ったキムパプと

キムチの入ったキムパプを食べながら




安城を目指しました。



が…

やはりゴールデンウィーク!



普通だったら

1時間30分で到着出来るところが

ナビを見たら、3~4時間かかると出ていて



安城では3つのお寺を巡る

予定を立てていたのですが



3つのお寺全てに

行けるかどうかわからない状態。しょぼん



「とにかく、行けるところまで行こう!」

いうことで車を走らせ



最初のお寺

青龍寺(高麗時代1265年に創建された)に

到着した時刻は16時10分でした。









ここはひっそりとした村の中に

ポッツリとお寺が建っている感じ。



お寺の中に入ってビックリしたのは

建物の柱に使われている木の形です。



見てください!









なんと木が加工されることなく、

そのまま使われているではありませんか?



このお寺は高麗の時に建てられたお寺で

ここに仏舎利塔がありました。




ひっそりと静寂感漂うお寺の中




沈没船で亡くなられた方々や子供達に対して

私が出来る事はお祈りをすることだけであると




私は観音経の本を開いて

観音経を唱えながらお祈りをし



その横で社長は

韓国ならではのお祈りをされ



そして、私達は祈祷を終えると、

急いで次のお寺石南寺へと向かいました。



この石南寺は新羅時代に創建されました。









ーーーーーーーーー*注意*ーーーーーー

このお寺は安城にあります。

慶州にある韓国国内最大規模を誇る

尼寺の「石南寺」ではありません。

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ここは、朝鮮王国を創った李成桂(イ・ソンゲ)の息子であり

3代目の国王となった太宗 李芳遠(イ・バンウォン)が

朝鮮の福を願う為に指定したお寺でもあります。



そのお話を聞いて

ああ、ここに来て良かったなと思いました。



少しでも、今回の沈没船事故でお亡くなりになった方々の

悲しみが拭えるのであれば

という気持ちでこのお寺で祈祷をしていました。




すると突然、

子供たちの叫び声が

目の前に聞こえてきたのです。



私もある程度の韓国語はわかりますので

その声を聞いた途端

倒れそうになりましたが

なんとか耐え、お祈りを続けることができました。



祈祷をおえて、

私たちが歩いていると

向こうからこのお寺の住職様がやってこられ、



すれ違うときに

ご丁寧におじぎをされ、挨拶をしていただけました。



このお寺は

ひっそりとはしていますが

整頓整理されていて

管理が行き届いているというか

ゴミ一つ見当りません。



お坊さんたちがしっかりと

お寺をお守りしているのだなと思い



こんな素敵なお寺があったのだなと

感心してしまいました。



私はこのお寺が好きになりました。



階段を上り

撮った写真がこれです。









空が本当に青くて

気持ちがすがすがしくなりました。



ソウルの空は霧がかかったスモッグのような

感じが多かったので青空を見ることが出来ませんでしたが



ここに来てこの真っ青な空を見ることが出来て

時空を超えてしまったかのような感じを覚え、

私はここに長くとどまりたくなりました。



しかし、既に時は午後17時を指していました。



帰り道、このお寺の社務所に立ち寄ったら

先程の住職様が



お寺にお参りに来ていた方に

お茶とお茶菓子でおもてなしをされていました。



私がお寺のパンフレットを取ろうとすると

あなたもここでお茶でも如何ですか?

と言われ



時間があれば、ゆっくりしたかったのですが

今日中に韓国の自宅に戻らなければいけなかったため



「감사합니다。(.ありがとうございます)」。

とだけ言って、お寺を後にしました。



時刻は午後17時20分



今から次のお寺へ行ったら

帰りが遅くなってしまうため行くのを断念!



次回来た時は

もっと早い時間に出発しなくっちゃ!



そう思いながら

ソウルのヨイドの家に戻る帰りの車の中



私には

先程の子供たちの声が

聞こえていて



目をつぶっていると

その光景が浮かび上がって来ました。



社長はいつもの私とは様子が違うと

感じられていたようですが



お互い無言で約2時間で

ヨイドの私の自宅に戻りました。



家に帰ってTVをつけてみると

どこのチャンネルも同じニュースばかり。



もう見てはいられないとTVを消し



そして、夜寝ようと思った時に

またもや、メッセージが…



さすがの私も怖くなり、

電気をつけっぱなしにして寝ました。



が正直なかなか寝ることが出来ません。しょぼん



浅い眠りが続く中

私はとある夢を見ました。



翌日、私は残してきた仕事があったため

お昼の飛行機で日本に帰らなければならない状況でした。



朝7時30分に起きて家で掃除をしていると、

どうも胸騒ぎがする。



まだ足りない!

全然足りない!



ということで



そうだ、ソウルプラザホテル前の市庁では

今回の沈没船で亡くなられた方々に

献花を捧げられる場所があったことを思い出し



スーツケースはひとまず、そのまま置いておいて

一人タクシーに乗り込み、市庁前へと向かったのです。



到着してみると、

そこには黄色いリボンが飾られてあり




朝早いにもかかわらず

すでに何人かの人が列をなして

順番に献花を捧げられていました。



私も他の人とならんで、献花をさせて頂きました。




お祈りをしていると大粒の涙が

溢れてきて、心の中にその光景というものが

また浮かび上がりました。



その後、まだ少しだけ時間があったので

黄色いリボンを貰い、そこにメッセージを書き込みました。



そして、20分程、書かれていたメッセージを読んでいたのですが、

周囲には誰かが描いた絵がいくつか飾られていました。




私はそこに昨晩、夢にみたのと同じ絵を

見つけ、ビックリしてしまいました。



  こちらの絵です。

      ↓






昨晩見た夢の内容ですが、



私が可愛がっていた花子ちゃん(チワワ)が

海の中にある島に突然現われ



そして、そこでマーブルチョコのような

小さなフンを4つすると



そこから急に水がワ~~ッと上がって来て

84人の子供達の魂が6名の天使に囲まれながら

その子達が上に上がっていくというものでした。



このハスの花の中に入っている

子供たちの様子が描かれた絵が



あまりにも夢の中での状況と似ていたので、

思わず写真に収めてしまいました。



そして、この場を後にして、

時間がないけど、



一人でちょっとコーヒーが飲みたいと思い



プラザホテルの近くにある

ミスタードーナッツにでも行こうかな?と思って

お店の手前まで行ってドアを開こうとした瞬間に



何かここじゃない!という感じがしたため

お店には入らずに、来た道を戻って

プラザホテルの地下の喫茶店に入りました。



すると、突然「ステラ先生!」と

声をかけられました。



「えっ?」と思い、

声がした方を振り返ってビックリ!!



何とそこには、以前、

日本で一番最初に私の秘書をしてくれた橋本と

韓国で一番最初に私の秘書をしてくれたパク・ユンジが



この朝早い時間に

仲良くお茶をしているではありませんかはてなマーク



彼女らから

「先生、韓国には何の用事でこられたのですか?」

と聞かれ



「実は…」と来た理由を話をし、

フライトの時間も迫っていたため

私は急いでタクシーに乗りヨイドの家に戻りました。



ちょうどヨイドの家に着いた頃、



「先生の話を聞いて、

 私達も今、献花を捧げて来たところです。」と

彼女らからラインのメッセージが。。。



人と人というのは、見えない糸で結ばれている。



それは国を越え、地球をも越える糸=縁であると思います。



私は日本と韓国を行き来していますが

何かそこに深い縁を感じます。



ミスタードーナッツのお店の目の前まで行ったのに

お店に入らなかった事。



プラザホテルの地下の喫茶店に行った事。



そこで、日本と韓国で

一番最初に私の秘書をしてくれた2人と出会った事



これも何かの縁だと思います。



私は、「今度3人で旅行でも行こう!」

というメッセージを彼女らに送り、

日本に戻ってきました。



最後に

この度の沈没船事故でお亡くなりになった方々の

ご冥福をお祈り致します。